将来は「AIのBTO」も――サードウェーブが法人事業の戦略を発表 個人向けで培った技術力やサービスを投入(3/3 ページ)
サードウェーブが、法人向けPCの新モデルと、法人市場における事業戦略の説明会を開催した。エヌビディアやインテルといったパートナー企業とのパートナーシップと、個人向けモデルで培ってきた技術力やサービス体制を生かして法人市場に注力していくという。
ミニPCからワークステーションまで、幅広いラインアップ
最後に、発表会場に展示されていた主な新製品を写真を使って紹介しよう。
ミニデスクトップPC「THIRDWAVE HG5024」は、ディスプレイ裏に取り付けられるほどにコンパクトながらも、映像出力端子が「HDMI」「DisplayPort」「USB Type-C(DisplayPort Alternate Mode)」「D-Sub(アナログRGB)」と豊富に用意されていて、最大4台のディスプレイに映像を同時出力できることが特徴だ。
14型モバイルノートPC「raytrek A4-M」は、厚さ約19mm/約1.5kgのボディーで持ち運びやすいことだけでなく、右側面にUSB 3.2 Gen 2 Type-C端子、Thunderbolt 4(USB4)端子とUSB 3.2 Gen 2 Standard-A端子を、左側面にmicroSDメモリーカードスロットとUSB 3.2 Gen 1 Standard-A端子を、背面にはLANポートとHDMI 2.1出力端子を備えるなど、拡張性の高さも魅力だ。
「14型ノートPCでもたくさんポートが欲しい!」という環境にピッタリといえる。
16型ノートPC「raytrek R6-MT」は約2.1kgと重量はややあるが、外部GPUとして「NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU」を搭載している。「現場などでもAI処理を行いたい」というニーズにかなう製品だ。
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