NTTデータ、ルーマニア拠点への不正アクセスを発表/KADOKAWA、ランサムウェア攻撃により漏えいした可能性が高い情報の種類を公開:週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、6月30日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
Google、ダークウェブレポートを一般ユーザーも利用可能に
Googleは7月下旬以降、有料サービス「Google One」向けに提供している機能「ダークウェブレポート」を、Googleアカウントを持つ全てのユーザーに開放する。
ダークウェブレポートは、ダークウェブで見つかったデータ侵害において、自分の個人情報(名前、住所、電話番号、メールアドレスなど)が使用されていないかどうかモニタリングできる機能だ。これまで、Google Oneの利用者特典として提供されていたが、7月下旬以降は、検索結果から自分の連絡先情報を含む結果を探して削除できる「あなたに関する検索結果」に統合し、全てのユーザーが利用可能になる。
Microsoft、「TLS 1.0」「TLS 1.1」のサポートを終了
米Microsoftは7月4日(現地時間)、「TLS 1.0」「TLS 1.1」のサポートを10月31日に終了すると発表した。
TLS(Transport Layer Security)は、インターネット上の通信を暗号化しセキュリティを強化するために設計された通信プロトコルだ。
1999年にリリースされた初期バージョンであるTLS 1.0および2006年にリリースされたTLS 1.1には脆弱(ぜいじゃく)性が発見されており、インターネットの技術標準化を推進するIETF(Internet Engineering Task Force)から、使用禁止を求めるRFC 8996が2021年に公開された。
これを受け、Microsoftも2023年9月にリリースされたWindows 11 Insider previewビルドから、TLS 1.0とTLS 1.1は既定で無効となっていた。
10月31日以降は、TLS 1.2以降を使用する必要がある。なお、最新版は2018年にリリースされたTLS 1.3となっている。
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