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実売4万円切り! サンコーの15.6型2画面モバイルディスプレイ「DUALDPHBK」の実用性をチェックするモバイルディスプレイの道(1/4 ページ)

持ち運べる15.6型の2画面モバイルディスプレイが相次いで登場している。サンコーの「DUALDPHBK」を、前回紹介したアイティプロテックの比較しつつ試してみた。

 サンコーの「上下2画面拡張ポータブルモニター」(DUALDPHBK)は、15.6型の画面を上下に連結した、2画面仕様のモバイルディスプレイだ。実売3万9800円というリーズナブルさも大きな特徴の本製品について、メーカーから機材を借用したので、レビューをお届けする。


サンコーの上下2画面拡張ポータブルモニター「DUALDPHBK」。折りたたんだ状態のボディーサイズは、約362(幅)×220(奥行き)×18(厚さ)mmだ

アイティプロテックの製品とうり二つだが細かい違いもあり

 まずは、基本的な仕様をざっと押さえておこう。2つの画面はいずれも15.6型で、解像度が1920×1080ピクセルとなる。IPS液晶を採用しており、ノングレア仕様だ。

 視野角は水平/垂直ともに89度で、一般的な表記で言うところの178度だと考えられる。コントラスト比は1000:1、リフレッシュレートは60Hz、輝度は320±20ニト、色域は45%(sRGB)でタッチ操作には対応していない。

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 2つの画面はヒンジで連結されており、完全に折りたたんだ状態から、360度折り返して背中合わせの状態になるところまで可動する。背面には最大120度まで開くことができるスタンドを備えており、ディスプレイアームへの取り付けに用いる75mmのVESAマウント穴も用意されている。また、スピーカーも内蔵するなど盛り沢山だ。


15.6型の画面が上下に並ぶ構造。ベゼルはメーカーロゴなどもなくすっきりしている

背面。一体型のスタンドで支える構造だ

スタンドを最大限まで開いたところ。さらに直立方向に立てることはできるが、安定性を考慮するとなるべく広げて使った方がよい

下半分を接地させて、ノートPCのような見た目で使うこともできる

山折りの状態で立てて使うことも可能だ

ヒンジ部はノートPCにもよく見られる2軸式を採用する

180度まで完全にフラットに開くことももちろん可能だ

スタンドは完全にフラットになるよう折りたためる。また中央には75mmのVESAマウント穴が用意され、その左右にスピーカーも内蔵している
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