あなたは5万円切りの15.6型ノートPC「TENKU Comfortbook 15」をどう使う? 実力を検証してみた(1/2 ページ)
Celeron N5100を搭載したエントリーノートPCがTENKUのオリジナルブランドから登場した。現在では少々スペック的に値段がお高めかも。実力を各種ベンチマークでも検証してみた。
日本国内でSHENZHEN GPD TECHNOLOGYやOne-NetBook、AYANEOなどの正規代理店となっている天空が、自社ブランド「TENKU」シリーズから15.6型のエントリーノートPC「TENKU Comfortbook 15」を発売した。価格は4万9800円(税込み)だ。
4月には10.51型の2in1ノートPC「TENKU MOBILE S10」を発売していたが、今回はオーソドックスなスタイルのノートPCだ。CPUが「Celeron N5100」と数年前に主流だったモデルだが、メモリは8GBを搭載しており、簡単な文章作成やWebブラウジングといった軽作業に用途を絞れば役に立つ可能性はある。
ただ、約5万円という価格を考えると、より新しい「Intel N100」搭載のノートPCやChromebookなど、他の選択肢もある。果たしてCeleron N5100のノートPCは現代でどの程度使い物になるのか、早速確認していこう。
主な仕様は?
TENKU Comfortbook 15の主な仕様は、以下の通りとなっている。
- CPU:インテル Celeron N5100
- メモリ:LPLDR4 8GB
- ストレージ:256GB SSD(M.2 SATA)/2.5インチSATA(増設可能)
- ディスプレイ:15.6型IPS液晶(1920×1080ピクセル)
- ポート類:USB 3.2 Gen 1 Standard-A×2、USB 2.0 Type-C(データ転送のみ)、HDMI、microSDメモリーカードスロット(2TBまで対応)、3.5mmイヤフォンジャック、DC電源コネクター、セキュリティワイヤスロット
- 無線関連:Wi-Fi 5(IEEE 801.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2
- バッテリー:5000mAh(37Wh)
- 本体サイズ:約371(幅)×245(奥行き)×18.5(高さ)mm
- 重さ:約1.63Kg
Intel N100にメモリ16GBを組み合わせた中国メーカー製ノートPCが5万円以下で購入できることを考えると、この仕様で5万円はやや割高な印象も受けるが、国内メーカーで国内保証を受けられるという点を考慮すれば許容範囲だろうか。
イマドキのノートPCと考えるとベゼルが太いことが気になるが、それ以外はごく普通のノートPCといった感じだ。ディスプレイ上部には約92万画素のWebカメラも搭載している。なお、Windows Helloには非対応だ。
キーボードはテンキー付きのフルサイズだ。主要キーのキーピッチは約20mmが確保されている。キートップは少々安っぽい感触だが、キータッチは悪くない。
大型のタッチパッドは中心から左側にオフセットしており、ホームポジションに手を置いたとき操作しやすい。安価なノートPCでは、取りあえずセンターに配置されているものも多いが、このあたりが配慮されているのはポイントが高い。
底面にはSATAの増設ポートがあり、カバーを外すと2.5インチHDD/SSDを簡単に増設できる。なお、底面に給排気口がないことから分かるように、Windows PCとしては珍しくファンレス仕様だ。
ポート類は、向かって右側面にUSB 2.0 Type-CとmicroSDメモリ-カードスロット、3.5mmイヤフォンジャック、USB 3.2 Gen 1 Standard-A。左側面にHDMI、USB 3.2 Gen 1 Standard-A、電源ポート、ケンジントンロック(セキュリティワイヤスロット)。
USB Type-CはUSB PDには対応しておらず、充電には専用のACアダプターを利用する。また、映像出力(DP Alternateモード)にも非対応なので、外部モニターを接続する場合はHDMIを利用する
残念ながらUSB PDには対応しておらず、充電には専用のACアダプターを利用する。5000mAh(37Wh)のバッテリーを搭載しており、約2時間40分で満充電となる。
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