レビュー

Ryzen 7 8840Uを搭載してアンダー1kg! ビジネス向けの13.3型AI PC「HP EliteBook 635 Aero G11」を試して分かったこと(1/3 ページ)

日本HPの軽量モバイルPC「HP EliteBook 635 Aero G11」は、AMD製CPUを中心に性能と長時間駆動を両立させた注目の1台だ。実機を入手したので細かくチェックした。

 日本HPの「HP EliteBook 635 Aero G11」は、約0.99kgの軽量なボディーにAMD Ryzen 8040シリーズのプロセッサを搭載したスタンダードクラスの13.3型ビジネスモバイルPCだ。持ち運びやすさと長時間のバッテリー駆動、快適なパフォーマンスを実現している

 直販価格はRyzen 5 8640Uモデルで15万9280円からと入手しやすい価格も魅力だ。今回はRyzen 7 8840Uを採用した上位モデル(直販価格19万3380円~)を入手したので、性能や使い勝手を検証していこう。


日本HPの「HP EliteBook 635 Aero G11」は、約0.99kgの軽量な13.3型ボディーにAMDのRyzen 8040シリーズのプロセッサを搭載したスタンダードクラスの薄型軽量ビジネスモバイルノートPCだ

ジャストA4サイズでアンダー1kgの薄型軽量ボディー

 本機のボディーサイズは約297.3(幅)×211.2(奥行き))×15.1(厚さ)mm、重量は約0.99kgだ。1.3~1.5kgクラスのノートPCよりも一段と軽く、楽々と持ち運ぶことができる。なお、実測の本体重量は967gと公称値よりもさらに軽かった。

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 ボディーは金属製で、マグネシウムとアルミニウムを使用している。デザインはシンプルで派手さはないが、表面仕上げは良質で、汚れや傷が付きにくい仕上がりだ。

 このボディーは頑丈さも併せ持ち、開発段階では米軍調達基準であるMIL-STD-810Hに準拠した19項目のテストをクリアしている裏付けもある。


ボディーは薄型コンパクトで軽量で、頑丈さも兼ね備える

実測の本体重量は967gと、公称値の990gよりもさらに軽かった

前面はフラットだ

背面も平らだが、液晶ディスプレイを開くと液晶ディスプレイの内側に排気口がある

底面の手前側にステレオスピーカーを内蔵する

バッテリー容量は43Whで最大11.5時間駆動

 バッテリー容量は、43Whと標準的だ。MobileMark 25を使ったバッテリー駆動時間の公称値は、最大約11.5時間だ。JEITAバッテリ動作測定法Ver.3.0では動画再生時が約8.2時間、アイドル時が約13.8時間となっている。

 付属のACアダプターはUSB PD(Power Delivery)対応で最大出力は65Wとなる。30分でバッテリーを50%まで充電できるファストチャージもサポートする。ACアダプターの実測のサイズは55(幅)×95(奥行き)×23(厚さ)mmとコンパクトで、単体の実測重量は275gだった。


バッテリー容量は43Whだ。バッテリー駆動時間も公称値で10時間以上と長い

付属のACアダプターはUSB PD対応で最大出力は65Wだ

電源ケーブル込みの実測重量は343gと軽いが、3ピンの電源ケーブルが太めでかさばるので、持ち歩く際は付属のコンパクトなアダプターを利用しよう
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