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AppleがハイエンドデスクトップPCの性能に迫るという「A18」とスマホ最速をうたう「A18 Pro」を発表(1/2 ページ)

「Apple Intelligence」を実現するSoCとして「A18」と「A18 Pro」が発表された。iPhone 16および16 Pro氏リースに採用されるSoCに関する情報をまとめた。

 Appleが9月10日(日本時間)、最新のApple Siliconである「A18」と「A18 Pro」を発表した。スペシャルイベントでは同SoCを搭載したiPhone 16シリーズやiPhone 16 Proシリーズ、Apple Watch Series 10新型AirPodsシリーズなど数多くの製品が登場したが、ここでは新型SoCに関する情報をまとめた。


A18 ProおよびA18は最新の第2世代3nm製造プロセスを採用する

ハイエンドデスクトップPCの性能に迫るA18

 AppleがiOS 18の目玉と位置づける「Apple Intelligence」だが、これらの新機能をオンデバイスで実現するには高い演算能力を持つチップが必要だ。そこで、同社は大型モデルを保存できる広帯域幅を確保したメモリと、高い電力効率を実現すべく、従来のiPhone 15が採用していたA16 BionicからジャンプアップしたA18を開発したとアピールしている。

 A18は、16コアのNeural Engineを搭載することで大型の生成モデルを実行できるように最適化することで、機械学習は最大2倍速くなったという。

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iPhone 16/16 Plusシリーズが採用する「A18」

A18は16コアのNeural Engineを搭載する

メモリの帯域幅は17%向上した

CPUコアは2基の高性能コアと4基の高効率コアで構成される

A18の処理速度はA16 Bionic搭載のiPhone 15から最大30%高速になり、A14 Bionic搭載のiPhone 12比では最大60%高速であるとうたう

プロセスが微細化することで、A16 Bionicよりも30%少ない電力で同等の性能を発揮するという

GPUは5コアで、Apple Intelligenceだけでなくカメラやゲームなどでも活用される

GPUの処理速度は、iPhone 15比で最大40%、iPhone 12比だと最大2倍にもなるという

GPU\はA16 Bionicよりも35%少ない電力で同等の性能を発揮するという
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