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AppleがハイエンドデスクトップPCの性能に迫るという「A18」とスマホ最速をうたう「A18 Pro」を発表(2/2 ページ)

「Apple Intelligence」を実現するSoCとして「A18」と「A18 Pro」が発表された。iPhone 16および16 Pro氏リースに採用されるSoCに関する情報をまとめた。

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A18 Proはスマートフォンの中で最速のCPU

 iPhone 16 Proシリーズでは、カメラ回りなどでProシリーズのみが備える機能も多い。そのためにA18よりも高速でより効率的なA18 Proを開発したとする。A18と同様に第2世代の3nmの製造プロセスを採用することで、チップの性能や集積度、効率性が向上したという。

 A18 Proは16コアのNeural Engineを搭載しているが、メモリ帯域幅の向上などにより、A17 Proと比較してより高速で効率的になったとしている。また6コアのGPUもA17 Pro比で最大20%高速化を実現したという。

 6コアのCPUはA18よりもキャッシュサイズを大きくすることで、負荷の高いアプリやゲームでも高いパフォーマンスを発揮するなど、スマートフォンの中では最速のCPUであるとアピールしている。

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iPhone 16 Pro/16 Pro Maxシリーズが搭載する「A18 Pro」

A18 Proは16コアのNeural Engineを備える

CPUはA18と同様に、2基の高性能コアと4基の高効率コアで構成されている。A17 Proに比べて最大15%高速化し、20%少ない電力でA17 Proと同等の性能を発揮するという。また、次世代のMLアクセラレーターを備え、Apple Intelligenceを強力にサポートする

GPUは6コアとなる

ハードウェアアクセラレーションでレイトレーシングの実行速度がA17 Proよりも最大2倍になり、AAAタイトルも快適に遊べるとアピールしている

他にも新しいディスプレイエンジンを内蔵するなどメディア機能も備えている

新しいビデオエンコーダーや画像信号プロセッサも実装済みだ

A18 Proはスマートフォンの中で最速のCPUであると同社はうたう
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