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二酸化炭素濃度などを手軽に可視化! Apple HomeKitにも対応した空気品質チェッカーを試す山口真弘のスマートスピーカー暮らし(4/4 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は、手頃な価格で多彩な空気品質を測定してくれるデバイスを試した。

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他にない製品だがスコアの信頼性はいまひとつ?

 以上のように、5種類の空気品質を手軽に測定でき、かつHomeKitとの連携にも対応した製品なのだが、やや気になるのが、各測定値があまり正確ではないと感じられることだ。

 例えばCO2濃度の場合、市販のNDIR方式の製品と比べると、おおよそ50~120ppmほど低い値が表示される。2つの製品を同じ環境でキャリブレーションした上で再度テストを行ってみたが、特にこの傾向は変わらなかった。

 これらは本来の値よりも低く表示されるというだけで、荒唐無稽な値を表示しているというわけではないので、一定のバッファーを見積もっておけば普通に使えるのだが、メーカー間/製品間のズレで片付けるにはやや差が大きく、信頼性という点ではいまひとつだ。

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 温度湿度についても、CO2濃度ほどではないものの、多少のズレはあるように感じられる。そこを許容できるかどうかが、1つのポイントになるだろう。


スマート連携機能を持たない市販のCO2チェッカー(右)との比較。この画面ではCO2濃度は近い値を表示しているが、最大で120ppmほど本製品の方が低く表示される

 筆者の場合、セットアップにあたって目立ったトラブルは見られず、その後もスムーズに使えているが、Amazonのレビューを見ると、セットアップの過程でうまくいかずギブアップしている人は少なからず見受けられる。現行のファームウェアでは問題点の多くは解消されているようだが、そもそもHomeKit自体が決して分かりやすいとはいえず、それに加えて本製品自体かなりの癖があるのが原因のようだ。

 それゆえ万人に勧められる製品とは言えないのだが、とはいえ他にない製品ということで、うまくいった時の恩恵は大きい。発売直後は1万円台後半だった価格も半額近くにまで下がっているので、ダメモトくらいのつもりでチャレンジしてみるというのが、本製品との正しい向き合い方と言ってよいかもしれない。

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