「Windows 10 22H2」の9月度プレビュー更新プログラムに問題/Chromeの速度低下解決やメモリセーバーなど純正ツール登場:週末の「気になるニュース」一気読み!(3/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、10月27日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
GIGABYTE製マザーボード向けにゲーム性能を向上する新機能「X3Dターボ・モード」
GIGABYTEは10月31日、AMD X870E/X870および600シリーズのチップセットを搭載したマザーボード向けに、ゲーム性能を最大化する「X3D ターボ・モード」を発表した。
X3D ターボ・モード(Turbo Mode)は、コア配分/帯域幅調整/ハードウェア電力バランスを統合した機能だ。独自の最適化パラメーターにより、非X3Dプロセッサでも、X3Dプロセッサと同様にゲーム性能の向上を実現できる。
同社の検証によると、Ryzen 9000シリーズの16コアX3D/非X3Dプロセッサでは最大18%、Ryzen 7 9800 X3Dプロセッサでは5%の性能向上が見込めるとのことだ。
本機能は、最新のβ版BIOS「AMD AGESA 1.2.0.2a 」に含まれている。
キオクシアがQLC技術採用のUFS 4.0対応フラッシュメモリを量産開始
キオクシアは10月30日、業界初というQLC(Quadruple-level cell、4bit/セル)技術を採用したUFS 4.0組み込み式フラッシュメモリの量産開始を発表した。QLC UFSは、従来のTLC UFSよりもビット密度が高く、大容量が求められるモバイル・アプリケーションに適しているとしている。
同社の512GB QLC UFSは、最大毎秒4200MBのシーケンシャルリードと最大毎秒3200MBのシーケンシャルライトを達成する。スマートフォンやタブレットだけでなく、PC、ネットワーク機器、AR/VR、AIなど、より大容量で高い性能が必要とされる次世代アプリケーションにも適しているとのことだ。
新しいQLC UFS 4.0対応製品は、キオクシアの3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH」と、コントローラーをJEDEC規格のパッケージに収めたもので、MIPI M-PHY 5.0とUniPro 2.0に対応する。理論上1レーンあたり最大23.2Gbps、デバイスあたり最大46.4Gbpsのインタフェース速度をサポートする。
High Speed Link Startup Sequence(HS-LSS)もサポートしており、M-PHYおよびUniProの初期化シーケンス(Link Startup)にかかる時間を従来から約70%短縮可能としている。
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