「Windows 10 22H2」の9月度プレビュー更新プログラムに問題/Chromeの速度低下解決やメモリセーバーなど純正ツール登場:週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、10月27日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
純正ツール登場 Chromeの速度低下解決やメモリセーバーなど
Googleは10月29日(現地時間)、デスクトップ版Chrome向けに、新しいパフォーマンスコントロール機能をリリースした。これを利用すると、デスクトップ上のリソースの使用方法をより細かく制御できるようになるとしている。
今回リリースされたのは、パフォーマンス検出ツールとメモリセーバーの新モードだ。
パフォーマンス検出ツールは、Chromeの潜在的なパフォーマンスの問題を事前に特定し、解決策を提案するというものだ。例えば、現在使用しているタブを高速化するために、他のタブを非アクティブにすることを提案する場合がある。表示されるアラートから「今すぐ修正」をクリックするだけで、提案が適用される。
メモリセーバーは、使用してないタブのメモリを開放するという機能だ。従来はオンとオフしかなかったが、新たに「適度」「バランス重視」「最大」の3つのモードが追加された。
- 適度:メモリを適度に節約。タブは長時間経過してから非アクティブになる
- バランス重視:メモリをバランスよく節約。タブは最適な時間が経過してから非アクティブになる
- 最大:メモリを最大限に節約。タブは短時間経過してから非アクティブになる
これらの機能は、Chromeの「設定」→「パフォーマンス」から変更できる。
Google Chrome更新 深刻度「Critical」のセキュリティ欠陥に対応
Googleは10月29日(現地時間)、デスクトップ向けChromeの安定チャネルをアップデートした。アップデート後のバージョンは、WindowsおよびmacOSが「130.0.6723.91/.9」、Linuxは「130.0.6723.91」となる。
本バージョンでは、以下の2つの脆弱(ぜいじゃく)性が修正されている。カッコ内はそれぞれの深刻度だ。
- CVE-2024-10487:Out of bounds write in Dawn(Critical)
- CVE-2024-10488:Use after free in WebRTC(High)
特別な理由がない限り、早急にアップデートすることが推奨されている。通常は自動的に更新されるが、Chromeの右上に表示されるメニューから「ヘルプ」→「Google Chromeについて」を表示することで手動での更新も可能だ。
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