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2024年にグッと来た「デジタル仕事道具」ベスト5(5/5 ページ)

PC USERでモバイルディスプレイやスマートスピーカー回りの連載をしている山口さんに、2024年に使って良かったデバイスを挙げてもらった。

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カメラ部門(オプション製品):Ring「Ringソーラーパネル


Ringソーラーパネル。Ringの屋外向けセキュリティカメラに対応する

 2023年から2024年にかけて、Ringの屋外用セキュリティカメラ複数台を購入し、自宅に設置している。機能的にも性能的にも十分に満足しており、今後さらに台数が増える可能性もある中で、2024年に新たに購入したのが、それらを太陽光から給電するためのソーラーパネルだ。

 もともと筆者は、ソーラーパネルにあまり期待しておらず、今回の導入にあたっても、バッテリーの減りが多少緩やかになればもうけもの程度にしか思っていなかったのだが、その効果はてきめんで、これまで月一ペースで行っていたバッテリーの交換が完全に不要になってしまった。日当たりなどの条件にも左右されるとはいえ、正直これには驚かされた。

 そのせいもあって、このソーラーパネルに対応したRing製品全てにソーラーパネルを追加し、一通りの設置を終えたのが現在の状況だ。中でも「Ring Spotlight Cam Plus」は、スロット2つにそれぞれバッテリーを入れていたのが1つで済むようになったため、他のカメラの予備バッテリーとして運用できるようになったのもうれしい誤算だ。

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 余剰ケーブルは本体に巻き付けるしか処理方法がなく、ソーラーパネルとカメラをまとめて取り付けるためのオプションであるポールマウントが供給難で、一度欠品するとなかなか入荷してこないなどの問題はあるが、性能自体に文句は全くない。

 他社製品はどうか分からないが、少なくともこのRingシリーズのソーラーパネルについては、十分にお勧めできる存在だ。


Ringソーラーパネルの背面。余ったケーブルは付け根部分に巻き付ける。あまりスマートではないが、現実的にはこうした解決策しかないだろう

別売のポールマウントに固定した状態。ここで組み合わせている「Ring Stick Up Cam Battery」とは、変換ケーブル経由で給電する

アームは伸縮および角度調節、回転が可能だ。日照の向きに合わせて調整する

これはバッテリーを2個搭載できる「Ring Spotlight Cam Plus」に取り付けた状態。右上のバッテリーアイコンがソーラーパネル接続を表すデザインになっている(左)。ソーラーパネルを接続した状態では、バッテリー残量は90%前後に調整されるようだ(右)
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