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2024年にグッと来た「デジタル仕事道具」ベスト5(4/5 ページ)

PC USERでモバイルディスプレイやスマートスピーカー回りの連載をしている山口さんに、2024年に使って良かったデバイスを挙げてもらった。

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タブレット部門:Apple「13インチiPad Pro(M4)

13インチiPad Pro(M4)を、別売のMagic Keyboardと組み合わせたところ。見た目はノートPCそのものだ
13インチiPad Pro(M4)を、別売のMagic Keyboardと組み合わせたところ。見た目はノートPCそのものだ

 2023年はシリーズを通じてモデルチェンジのなかったiPadだが、2024年はiPad ProiPad Air、そしてiPad miniと、3つのモデルがリニューアルされた。この中で最もインパクトがあり、個人的にも進化を実感したのは、大幅な薄型化(厚さは約5.1mm)を成し遂げた13インチiPad Pro(M4)だ。

 とはいえ、購入して半年が経過し、実感するメリットは薄型化よりもむしろ軽量化(約579g)だ。従来よりも軽くなったことで、Magic Keyboardと組み合わせた場合の総重量は実測で1.2kgと、軽量タイプのノートPC並みになった。画面を開いた状態では頭でっかちで後ろに倒れやすい問題は依然として解消されていないが、実用レベルで困らない範囲には収まっている。

 また、こちらもリニューアルしたMagic Keyboardのキー配列もポイントだ。筆者は普段はWindows PCを使っており、Macのキー配列にはいまひとつなじめていないのだが、これまでなかったEscキーがキーボード左上に追加されたことで、何らかの取り消し操作を行いたい場合でも、Windowsと同じく左上に指を伸ばすことで対処できるようになった。無意識にWindowsのキー操作が出てしまう筆者にとっては大きな利点だ。

 購入から半年がたち、やや困るのは冬を迎えてパームレストが冷たすぎることだ。素材がアルミニウムということで、夏場はひんやりして利点の1つだったのだが、冬場にキンキンに冷えたパームレストに素手を置くのは少々キツい。画面サイズはもちろん、キーのサイズや配列も不満はないが、パームレストの上にサードパーティー製のシートを貼るか否か迷っているというのが、現在の筆者の状況だ。

重量バランス的にはやや後ろに寄っているので、膝の上など不安定な場所に置くと後方に倒れそうになるのがネックだ
重量バランス的にはやや後ろに寄っているので、膝の上など不安定な場所に置くと後方に倒れそうになるのがネックだ
横から見るとiPadの薄さがよく分かる
横から見るとiPadの薄さがよく分かる。これ以上の薄型化はUSB Type-Cポートの厚みもあって、さすがに難しいだろう
左上にEscキーがあるなど、Windowsユーザーにもなじみやすいキー配置だ
左上にEscキーがあるなど、Windowsユーザーにもなじみやすいキー配置だ。パームレストの冷たさは気になるところではある
外装に保護シールを貼って使用している
筆者は、外装に保護シールを貼って使用している。擦り傷の心配をしなくて済むが、置いた時にやや滑りやすくなるという欠点もある

 最後は、ユニークだが役立つデバイスをピックアップした。

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