レビュー

25.3型のカラーE Inkディスプレイ「DASUNG253C REVO」を試す 超高速リフレッシュレートで動画再生もこなせるが気になる部分も(1/5 ページ)

DASUNGから、25.3型の大画面E INKディスプレイ「DASUNG253C REVO」が登場した。カラー画面はどのくらいの品質なのかなど、気になるところをチェックした。

 「DASUNG253C REVO」は、カラーE Ink電子ペーパーを採用した25.3型のディスプレイだ。リフレッシュレートが従来モデルの2倍となったことで、動画再生もこなせるほど高速な描画が行えるようになったのが特徴に挙げられる。国内代理店から機材を借用したので、レビューをお届けする。


DASUNGの「DASUNG253C REVO」(右)。ボディーサイズは約607(幅)×391(奥行き)×13(厚さ)mm、重量は約4.26kg(本体のみ)だ

25.3型の大型カラーE Inkを搭載 ただしMac系には非対応

 まずは、基本的な仕様からチェックしよう。画面サイズは25.3型で、カラーのE Ink電子ペーパー(Kaleido 3)を採用している。画面解像度は3200×1800ピクセル(150ppi)で、アスペクト比は16:9と、従来モデルである「DASUNG253C BASE」(旧名Paperlike Color)から変化はない。タッチ操作に対応しているのも同様だ。

 ボディーはVESAマウント式のスタンドに取り付ける構造で、左右へのスイング/傾き調整/高さ調整/画面回転を行える。画面下には表示モードの切り替えやフロントライトのオン/オフ、さらに画面リフレッシュなどを行う6つのボタンがある。これらボタンの数や役割は、前述の従来モデルはもちろん、前回紹介したモノクロE Inkの13.3型モデルとも共通している。

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製品本体。従来モデルと外観上の相違点は見当たらない

背面。スタンドは100mmのVESAマウントにネジ止めされている

画面は90度回転させることもできる

スタンドを最も高くした状態

スタンドを最も低くした状態

画面を上に向けた状態

下方向に向けた状態

スタンドは、付け根から左右にスイングできる

ベゼル幅は、上部および左右ともに約24.5mmとかなり広めだ

 接続方式は従来モデルと同じく、HDMI/USB Type-C/DisplayPortをサポートする。ポート類は背面に集中しており、スタンドにある穴を通してケーブルを後方へと逃がす構造だ。さらにイヤフォンジャックも搭載する他、13.3型モデルにはないスピーカーも内蔵するなど、音声出力系は充実している。

 付属品はHDMIケーブルと信号伝送用のUSBケーブル、ACアダプターとなっている。本製品はUSB Type-CおよびDisplayPort接続にも対応するが、それらのケーブルは添付されていない。個人的にはDisplayPortケーブルはなくとも、USB Type-Cケーブルは欲しかったように感じる。


HDMI/USB Type-C/DisplayPortの各端子に加えて、USBのダウンストリームポート、電源ジャック、イヤフォンジャックを備える

背面左下にも、2基のUSBダウンストリームポートがある。これらの配置も従来モデルと同一だ

PCとの接続に使うケーブルのうち、標準添付されるのはHDMIケーブルのみだ。この他にUSBダウンストリーム用ケーブル、ACアダプターが付属する

ケーブルはスタンドにある穴を通して後方に逃す構造だ

 なお、注意点としてはMac/iPhone/iPadに非対応であることが挙げられる。リリースや製品ページ、取り扱い説明書では、これらに接続した場合は保証対象外となることが繰り返し強調されており、万一つないだ場合はハード的に何らかの障害が発生しうることが示唆されている。試してみるのも避けた方が良いだろう。


製品ページなどに加え、内袋などにもMac/iPhone/iPadではサポートされないことが記載されている
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