【動画あり】デスクトップでもカラーE Ink! DASUNGの25.3型ディスプレイ「Paperlike Color」を試す(1/3 ページ)
DASUNGが、25.3型と大画面のカラーE Inkディスプレイ「Paperlike Color」を発売した。その表示品質や使い勝手はどうなのか、実機を試してみた。
DASUNGの「Paperlike Color」は、25.3型のカラーE Inkディスプレイだ。カラーE Inkを採用したデバイスは、国内では楽天「Kobo」の読書端末、またAndroidタブレットの「BOOX」シリーズなどがあるが、デスクトップ向けのディスプレイは非常に珍しい。
バックライトを使わないため目に優しいとされるE Ink電子ペーパーにおいて、カラーに対応したパネルは技術的にはまだまだ発展途上にあるが、今回の製品の実力はどのようなものだろうか。国内代理店から機材を借用したので、レビューをお届けする。
DASUNGのカラーE Inkディスプレイ「Paperlike Color」。発売元では「世界初のカラー電子インクモニター」をアピールしている。ボディーサイズは約610(幅)×400(奥行き)×13(厚さ)mmだ
見た目は一般的なディスプレイ
まずは外観から見ていこう。本製品は、ベゼルに厚みがあってゴツいことを除けば、見た目は一般的なディスプレイと違いはない。唯一目につく大きな違いは、画面左下に複数のボタンを搭載していることで、これは画面のリフレッシュや表示モードの切り替え、コントラストの調整に使用するためのものだ。従来のモノクロ版でも同様のギミックがある。
スタンドは高さ調整はもちろん、縦/横の回転、さらに前後の角度調整にも対応する。これらはVESAマウントを利用して背面に取り付けられていることから、本体だけを取り外し、ディスプレイアームに装着することも可能だ。
なお本製品は公称値で約4.63kgとなっているが、これはディスプレイ本体だけの値のようで、スタンド込みでは実測で6.8kgと、25型クラスとしてはかなり重い。外見からは分からない部分の1つだ。
ディスプレイとしてのスペックは、3200×1800ピクセル(アスペクト比は16:9)、解像度は150ppiとなっている。カラーE Inkという特性上、一般的な液晶ディスプレイと比較すべきではないが、解像度が低いのはやや気になるところだ。こちらについては後述する。
接続方式はHDMI/USB Type-C/DisplayPortをサポートする。ポート類は背面に集中しており、スタンドにある穴を通してケーブルを背後に逃がす構造になっている。ちなみにスピーカーも内蔵しており、これら入力ポートと並んでイヤフォンジャックも搭載するなど、音声出力系は充実している。
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