レビュー

25.3型のカラーE Inkディスプレイ「DASUNG253C REVO」を試す 超高速リフレッシュレートで動画再生もこなせるが気になる部分も(2/5 ページ)

DASUNGから、25.3型の大画面E INKディスプレイ「DASUNG253C REVO」が登場した。カラー画面はどのくらいの品質なのかなど、気になるところをチェックした。

カラーの再現性が劇的に向上も惜しい解像度

 では実際に使ってみよう。本製品はHDMI/USB Type-C/DisplayPortをサポートしているが、前述の通りケーブルが付属するのはHDMIだけなので、多くの場合はHDMI接続で利用することになるだろう。給電は別途ACアダプターを用いる。

 また、USBケーブルの接続も事実上必須だ。これはタッチ操作のサポートに加えて、後述するWindows専用ユーティリティーを用いてモードやコントラストの切り替え、手動リフレッシュなどの操作を行うためだ。

 その関係で、製品背面からはHDMIケーブル/USBケーブル/さらにACアダプターのケーブルと、3本のケーブルが伸びることになる。

advertisement

今回はHDMI接続で試用している。信号伝送のためのUSBケーブル、ACケーブルも併せて接続するため、3本のケーブルが背面から出る形になる

画面下のボタン。「C」はリフレッシュ(クリアのCだと思われる)、「M」は表示モード切り替え、「+/-」はコントラスト調整、電球マークはフロントライト切り替えだ。右端に電源ボタンがある

 さて、利用にあたっては表示内容に応じてモードを選択する。モードの種類は前回紹介した13.3型のモノクロモデルと同様、テキスト/グラフィック/ビデオの3種類に加えて、これらを自動判別するオートモードの計4種類がある。さらに、各モードはコントラストを9段階で切り替えることが可能だ。

 これらは画面下のボタンを用いて手動で切り替える以外に、Windows専用ユーティリティー「DSPaperLikeClient」を用いてPC側から手動で切り替えたり、またキーボードショートカットで切り替えたりすることもできる。


PC USERのトップページを液晶で表示したところ。これをカラーE Inkで表示すると……

テキストモード。テキストはメリハリがあるが、写真が階調化されベタ塗りのようになってしまっている

ビデオモード。画像は点描調ながらもきちんと見られるが、テキストはかすれており読めないこともある

グラフィックモード。テキスト/ビデオの中間といっていいあんばいだ

9段階のコントラスト調整によっても、見え方はかなり変わる。これはグラフィックモードで、コントラストの1/5/9段階目を横に並べたもの

Windows専用ユーティリティー「DSPaperLikeClient」。本体画面下のボタンを使わずに、各モードやコントラストを切り替えられる

サブ画面。キーボードショートカットによる切り替えなどもサポートしている

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.