「iPhone 16e」発表、A18チップ搭載、128GBモデルが9万9800円から 廉価なiPhone SEの“実質的な後継モデル”に
価格は9万9800円(税込)から。21日午後10時に予約受け付けを開始し、28日に発売する。
Appleは2月19日(現地時間)、新製品の「iPhone 16e」を発表した。A18チップを搭載し、価格は9万9800円(税込)から。21日午後10時に予約受け付けを開始し、28日に発売する。
6.1型のSuper Retina XDRディスプレイ(有機EL)を搭載している。顔認証機能「Face ID」に対応しており、インカメラ部分にはiPhone 14 Proから採用している「Dynamic Island」ではなく、ノッチを搭載した。充電ポートはUSB Type-Cになっている。
ストレージ容量と価格はそれぞれ128GB(9万9800円)/256GB(11万4800円)/512GB(14万4800円)で、カラーバリエーションはマットな質感だというホワイトとブラックを用意する。
Appleが開発した独自のセルラーモデム「Apple C1」を搭載しており、「高速でなめらかなパフォーマンスと画期的なバッテリー駆動時間を提供」するという。バッテリー駆動時間はビデオ再生時で最大26時間となっている。eSIMに対応し、圏外のエリアでは衛星経由の緊急SOSも利用できる。
本体はIP68等級の防水性能を持ち、iPhone 15 Proから採用している「アクションボタン」も左側面に搭載した。これまでのモデルと同様に、さまざまな機能を割り当てられる。一方で、iPhone 16/16 Proで採用した「カメラコントロールボタン」は搭載していない。
カメラは4800万画素の単眼「Fusionカメラ」を搭載しており、最大60fpsの4Kビデオを撮影できる。空間写真と空間ビデオ、マクロ撮影には非対応。
プロセッサにはiPhone 16/16 Plusで採用した「A18チップ」を搭載しており、Apple Intelligenceも利用できる。Appleは、Apple Intelligenceを4月初旬に日本語対応させることもアナウンスしている。
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