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シリーズ初の「1kg切り」「2in1モデル」登場! 見どころたくさんのThinkPad 2025年モデルが日本上陸 3月18日から順次発売(2/2 ページ)

レノボ・ジャパンが、ThinkPadの2025年モデルを順次発売する。今回発表された全モデルにおいて、CTOオプションとしてモバイル通信モジュールを追加可能だ。

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史上初の2in1モデルも登場する「ThinkPad T」シリーズ

 ハイパフォーマンスな14~16型ノートPC「ThinkPad T」シリーズには、CPUを新世代に置き換えたモデルが登場する。モビリティー(可搬性)を重視する14型「ThinkPad T14s」には、Tシリーズ全体として初となるコンバーティブル式の2in1モデルも追加される。

ThinkPad T14s Gen 6

 ThinkPad T14s Gen 6は、既にSnapdragon X Eliteを搭載する「Qualcommモデル(T14s Gen 6 Snapdragon)」、Ryzen AI PRO 300シリーズを搭載する「AMDモデル(T14s Gen 6 Strix Point)」が発売済みだが、今回のタイミングで「Intelモデル」としてCore Ultra 200Vプロセッサを搭載する構成(Copilot+ PC準拠)とCore Ultra 200U/Hプロセッサ搭載の構成を追加で投入する。

 Core Ultra 200U/Hプロセッサを搭載する構成は、近日中に発売する予定だ。Core Ultra 200V搭載構成については6月上旬以降の発売を予定しており、最小構成の標準価格は32万1200円となっている。

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 なお、AMDモデルについてはこのタイミングで Ryzen AI 5 PRO 340/ Ryzen AI 7 PRO 350 を搭載する構成が追加されている。


ThinkPad T14s Gen 6には、新たにIntelモデルが登場する。ThinkPadの2025年モデルでは唯一、Intel/AMD/Qualcommの3プラットフォームを“制覇”したことになる

 Intelモデルの主な仕様は以下の通りだ。

  • CPU(★印はIntel vProに対応)
    • Core Ultra 200Vプロセッサ:Core Ultra 5 228V/Core Ultra 7 238V★/Core Ultra 7 258V/Core Ultra 7 268V★
    • Core Ultra 200U/Hプロセッサ:Core Ultra 5 225U/Core Ultra 5 235U★/Core Ultra 7 255U/Core Ultra 7 265U★/Core Ultra 7 255H/Core Ultra 7 265H★
  • メモリ
    • Core Ultra 200Vプロセッサ:32GBのみ(LPDDR5X規格:増設/換装不可)
    • Core Ultra 200U/Hプロセッサ:16GB/32GB/64GB(LPDDR5X規格:増設/換装不可)
  • ストレージ:SSD(PCI Express 4.0接続SSDで最大2TB)
  • ディスプレイ:14型(●印はCore Ultra 200U/H構成のみ選択可)
    • IPS液晶(1920×1200ピクセル)
      • ノングレア/DBEF5適用●
      • ノングレア/タッチ対応/DBEF5適用
      • ノングレア/省電力パネル
      • ノングレア/タッチ対応/電子プライバシーフィルター付き●
    • 有機EL(2880×1800ピクセル)●
  • Webカメラ:約500万画素(プライバシーシャッター付き)
    • オプションで顔認証機能を追加可能
  • ポート類
    • 左側面:Thunderbolt 4端子×2、HDMI出力端子、イヤフォン/マイク端子、nanoSIMスロット(モバイル通信対応構成のみ)
    • 右側面:スマートカードリーダー(オプション)、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子×2
  • ワイヤレス通信:Wi-Fi 7/Bluetooth対応
    • Core Ultra 200U/H構成は、無線LANが「Wi-Fi 6E」(IEEE 802.11ax)となる場合も
    • オプションで5G/LTE対応モジュールまたはLTE対応モジュール搭載可能
      • Core Ultra 200V構成はLTE対応モジュールの選択不可
  • バッテリー:58Wh(ユーザーによる交換に対応)
  • ボディーサイズ:約313.6(幅)×219.4(奥行き)×11.4~19.75(厚さ)mm
  • 最軽量構成の重量
    • Core Ultra 200Vプロセッサ:約1.28kg
    • Core Ultra 200U/Hプロセッサ:約1.24kg

ThinkPad T14s 2-in-1 Gen 1

 ThinkPad T14s 2-in-1 Gen 1は、ThinkPad T14s Gen 6のCore Ultra 200U/H構成をベースにコンバーティブル式の2in1構造を取り入れたモデルだ。6月以降の発売を予定している。


ThinkPad T14s 2-in-1 Gen 1は、ThinkPad Tシリーズとしては初となる2in1モデルとなる

 主な仕様はThinkPad T14s Gen 6のCore Ultra 200U/H構成とおおむね同様だが、差異のあるポイントのみ以下に記す。

  • ディスプレイ:14型IPS液晶(タッチ操作/ペン入力対応)
    • ノングレア/DBEF5適用
    • ノングレア/電子プライバシーフィルター付き
    • ノングレア/省電力パネルル)
  • ボディーサイズ:約313.6(幅)×222.8(奥行き)×12.86~21.6(厚さ)mm
  • 最軽量構成の重量:約1.4kg

ThinkPad T14 Gen 6/ThinkPad T16 Gen 4

 「ThinkPad T14 Gen 6」は14型の「ThinkPad T14」の第6世代、「ThinkPad T16 Gen 4」は16型の「ThinkPad T16」の第4世代となる。いずれも有線LAN(1000BASE-T)ポートを標準装備していることが特徴で、USB接続の有線LANアダプターが使えない環境での利用に適している。

 両者共にCore Ultra 200U/Hプロセッサを搭載する「Intelモデル」と、Ryzen AI PRO 300プロセッサを搭載する「AMDモデル」(Copilot+ PC準拠)を用意しており、T14 Gen 6についてはIntelモデルにCore Ultra 200Vプロセッサ搭載構成(Copilot+ PC準拠)も加わる。AMDモデルは4月下旬以降、Intelモデルは5月上旬に発売となる予定だ。


ThinkPad T14 Gen 6は、パッと見ではThinkPad T14s Gen 6とそっくりなのだが、本体がわずかに厚く、有線LANポートを標準装備しているという違いがある。IntelモデルのCore Ultra 200U/H構成とAMDモデルはDDR5規格のSO-DIMMを採用しているため、メモリの増設/換装も可能だ

より大きな画面(あるいはテンキー付きキーボード)を使いたい場合は、ThinkPad T16 Gen 4という選択肢もある。ただし、こちらにはCore Ultra 200V構成がないことに注意を要する
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