「フラッグシップスマホ」に疲れて「iPhone 16e」を買った話:ある日のペン・ボード・ガジェット(1/4 ページ)
プロイラストレーターのrefeiaさんが新しいスマホを購入したそうです。その驚きの理由とは?
iPhone 16eを買いました
こんにちは! refeiaです。発売直後ではなく、3月下旬という若干とぼけた時期に「iPhone 16e」を買って使っていました。おかげさまで本連載もそこそこ続けさせてもらっているのですが、自分が使う機材を買うときは記事も書く立場というのを割と忘れているのは困ったものです……。
というわけだったのですが、とぼけた時期とはいえ何か書かせていただける運びになったので、最近のスマートフォンについて思いをつづっていこうと思います。
ちなみに、Googleの「Pixel 8 Pro」からの乗り換えです、よろしくお願いします!
上位モデルの使いづらさに疲れ
ところで最近、スマホ上位モデルってつらくないですか?
上位モデル何というか、大きい/重い/(防指紋ガラス背面などで)滑りやすい/重心が上寄りすぎる/カメラ出っ張りすぎ、そのあたりを我慢しながら使うのが当たり前で、良いスマホなんだから! みたいな感じになっています。
さらに値段もしっかりと高いので、しっかりしたケースや重たいガラスフィルムを貼らざるを得ないのも、体験の悪化に拍車をかけています。
特に上位モデルでは、カメラの肥大化は一瞬のことでした。センサーが大きくなり、それに比例してレンズも大きくなります。個人的には「iPhone 12 Pro」の節度感あるデザインがとても好みでしたが、慣れとは恐ろしいもので、今となっては何となくカメラが大きいのが当たり前みたいな印象になってしまっていますね。
普段使いの障害になる「立派なメインカメラ」
大きいメインカメラは、光を取り込む量が多いので暗い場面に強く、近距離ではピントが合う範囲も狭くなるため、ボケを生かした雰囲気のある写真も撮れます。一方で、それが悩みの種になることもあり、料理などの「お手元写真」や、書類の記録などで顕著です。
お手元写真は無造作に近寄ると、手前の薄い面にしかピントが合っていない変な写りになったり、書類は中央はシャープに写るものの、周辺はコントラストが落ち、像が画面端に向かって流れたような写りになって違和感が激しくなりがちです。
これらは2倍に切り替えて距離を取るとか、広角や望遠に切り替えるとかで緩和するテクニックもあります。それらも結局は、画質が犠牲になったり使い勝手が悪化したりと万能ではありません。個人的には「Pixel 6 Pro」ぐらいから、こういった「自慢のカメラ」のはずなのに「日常生活のカメラ」としてはダウングレードしている面が少なからずある、みたいな現象が気になっていました。
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