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13万円切りでCore Ultra 9 185H搭載! 片手で持てるミニPC「GEEKOM IT13 Max」のコスパと実力を検証する(1/3 ページ)

GEEKOMから、Intel Core Ultra 9 185Hを搭載しながら12万9900円という価格を実現したミニPCが「GEEKOM IT13 Max」だ。容積約0.9Lの小型ボディーに充実のインタフェースを備え、常駐マシンや開発用途などにも適した1台だ。実機を見ていこう。

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 さまざまなミニPCを展開しているGEEKOMから、Core Ultra 9 185Hを搭載した「GEEKOM IT13 Max」が発売された。価格は12万9900円だ。

 GEEKOMのミニPCは、Intel Core搭載のスタンダードラインである「ITシリーズ」、AMD Ryzenを搭載する「Aシリーズ」、そしてより大型のボディーを採用するハイエンドの「GTシリーズ」などが展開されている。

 IT13 Maxは、その名の通りITシリーズに属するモデルだ。ただし、通常のITシリーズよりもボディーを大型化し、冷却機構を強化した上位版という位置付けになる。

 Core Ultra 9 185Hは2世代前のMeteor Lake世代とはいえ、モバイル向けのハイエンドCPUだ。185H搭載PCは相応の価格になることが多く、13万円を切る本機は安価な部類と言えるだろう。メーカーもこの価格設定を前面に押し出している。

 とはいえ、気になるのは約0.9Lの小型ボディーでハイエンドCPUの性能をどこまで引き出せるのかという点だ。今回、実機を借りる機会を得たので、ベンチマークを中心にその実力を確認していく。


ミニデスクトップPC「GEEKOM IT13 Max」

容積0.9Lの金属ボディーに充実のインタフェースを用意

 本体サイズは約136(幅)×132(奥行き)×54(高さ)mmで、容積は約0.9Lだ。重量は実測で846gと少しずっしりとしているが、手のひらに載るサイズ感にまとまっている。ボディーはオールメタルで、底面ケースと内部フレームも金属製だ。200kgの荷重に耐えるという。


GEEKOM IT13 Max本体。実測で846gと見た目に反してずっしりと感じる

 インタフェースは、このサイズのミニPCとしては充実している。前面にUSB 3.2 Gen 2 Standard-Aポートが4基(うち1基は電源オフ時の給電に対応)と3.5mmヘッドセット端子、背面にUSB4ポートが2基(うち1基はUSB PD入力に対応)、USB 3.2 Gen 2 Standard-Aポートが1基、USB 2.0 Standard-Aポートが1基、2.5Gbps対応の有線LANポートが2基、HDMI 2.0出力が2基、側面にSDメモリーカードリーダーとケンジントンロックを備える。


前面にはUSB 3.2 Gen 2 Standard-Aポートが4基並ぶ。左端のみ常時給電対応で、本体がシャットダウンしていても給電できる

背面。USB4×2、HDMI 2.0出力×2に加え、2.5GbEの有線LANが2基あるのは珍しい。左側のUSB Type-CポートはUSB Power Deliveryに対応しており、100Wのモバイルバッテリーで本機を起動できた

正面向かって左側面にはSDメモリーカードリーダーを備える

右側面にはケンジントンロックがある

 本機は、USB4とHDMI 2.0端子を組み合わせることで最大4画面の同時出力に対応する。デュアル2.5GbEポートは一般的な用途ではオーバースペック気味だが、後述するサーバ的な運用では効いてくる装備だ。ワイヤレス接続はWi-Fi 7とBluetooth 5.4に対応する。

 この他、VESAマウントが付属し、ディスプレイ背面への設置も可能だ。ACアダプターは出力が120W(19V)で、本体サイズを考えれば妥当な大きさに収まっている。


付属品一式。ACアダプターに加え、VESAマウントプレート、HDMIケーブルがセットになる

基本スペック:メモリはオンボード24GBで換装不可

 CPUのCore Ultra 9 185Hは、Pコア6基+Eコア8基+低消費電力Eコア2基の16コア22スレッド構成で、最大クロックは5.1GHzだ。GPUとしてXeコアを8基備えるIntel Arcグラフィックスを内蔵し、AI処理用のNPUも搭載する。


CPU-Zで確認したCore Ultra 9 185Hの詳細

 底面にあるゴム足部分のネジを緩めると、簡単に内部にアクセスできる。


ゴム足のネジを回すと裏ブタを簡単に取り外し、内部にアクセスできる

 ストレージは500GBのSSDを搭載する。試用機にはKingston製の「SNV3S500G」(PCIe 4.0 x4接続)が使われていた。こちらはM.2 2280サイズのSSDへの換装に対応しており、最大2TBまで拡張できる。また、M.2 2230の空きスロットが1つある。スペックに記載はないのだが、ストレージの増設はできそうだ。


ストレージには、Kingston製の「SNV3S500G」(PCIe 4.0 x4接続)を搭載していた

CrystalDiskInfoの画面

 ストレージ速度をCrystalDiskMarkで計測したところ、シーケンシャルリードは毎秒5475MB、シーケンシャルライトは毎秒3261MBだった。PCIe 4.0接続のSSDとしては標準的な速度で、実用上の不満はない。


CrystalDiskMarkのテスト結果

 メモリはLPDDR5-5600の24GBを搭載する。ただし、オンボード実装のため換装や増設はできない。GEEKOM製品はメモリの換装に対応するモデルが多いだけに、この点は残念なポイントだ。

 とはいえ、24GBという容量は日常用途からクリエイティブ用途まで大きな不足を感じにくい水準ではある。将来的に32GB以上へ増やしたい人は注意してほしい。

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