「フラッグシップスマホ」に疲れて「iPhone 16e」を買った話:ある日のペン・ボード・ガジェット(2/4 ページ)
プロイラストレーターのrefeiaさんが新しいスマホを購入したそうです。その驚きの理由とは?
きっかけは予備スマホの「Galaxy A23 5G」
スマホ好きからは、どちらかというと「どうでもいい」たぐいのエントリーモデルが「Galaxy A23 5G」です。
最近はスマホにリスクが集中しやすいので、予備として持ち歩いていました。ところがこのモデル、性能が完全にエントリーモデルゆえにメインスマホにはならないのですが、何とも使いやすいのです。
軽い、コンパクトで持ち運びやすい、カバーなしでも滑らない(指紋はベタベタつくけど)、必然的に片手で操作しやすい、カメラが邪魔じゃない。
何だ、これはと。「良いスマホを」と大型のフラッグシップモデルを選んでいたつもりが、自分にとってはある意味生活レベルが下がっているじゃないかと……そう思ってしまうのです。大きいスマホが楽じゃないのはもともと感じてはいたのですが、こうも実感すると、さすがに次はコンパクトなモデルをと決意しました。昔ほど、コンパクトモデルはバッテリーが厳しいみたいなのもなくなってきましたしね。
そして「iPhone 16e」を購入
何だか、ネットの評判が悪いiPhone 16eです。自分にもスペックの切り捨てと価格のバランスが悪くて残念なモデルに見えていました。ところが、Apple Storeで実機を見ているとボディーが妙にかっこいいのです。
iPhone上位モデルの宝飾品性能は、はたから見る分にはほれぼれとするんですが、自分で持つイメージがあまり持てなかったのでその対極にあるiPhone 16eはとても好みです。
そして不意に、もうずっと思い出すこともなかったスティーブ・ジョブズ氏が存命の頃のiPhoneや、ご本人のことがふんわりと頭に浮かび上がってきました。それ自体はたいしたことではないとはいえ、そういうことなら買っておいた方が気分も良かろうということで購入に至ったわけです。
使い心地も上々
本当は「iPhone 17」か「iPhone 17 Pro」(いずれも仮称)を、と思っていたので予定外ではあります。とはいえ、先に思い描いていた、小さい/軽い/バッテリーが良く持つ/品質は良いという要求は満たしているし、カメラが出っ張らずボケすぎないという追加の利点もゲットできたので(価格はともかく)意外と良かった感はあります。
さすがに撥油処理っぽいガラス背面はよく滑るのでケースなしは諦め、軽量を重視して極薄タイプのケースと樹脂フィルムで、合計180gぐらいにまとまりました。
実際の使い勝手も上々で、片手で持っても(iOSが上の方に指を伸ばさせる操作に無頓着なのは置いといて)ある程度操作しやすく、ズボンのポケットの中でもそれほど突っ張らず、バッテリーの持ちも、容量で有利な大型モデルと比べても満足できるレベルです。
そして案の定、書類が撮りやすいです。特に工夫せず撮っても端まで均一なシャープさで撮ることができます。
MagSafe非対応については、便利なのは知っていますがMagSafe必須体質にならなくてもいい分を差し引いたらどちらでもいいし、必要なら磁石が入ったケースを買えば済む話です。120Hzのリフレッシュレートに非対応でも、個人的に小さな画面ではそれほど気にならない方なのと、バッテリーの持ちを優先して自分で60Hzに設定していると思えばそう残念に感じないです。
ただ、USB Type-C端子から映像出力ができないのは、どういうケチりかた? という気はします。
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