レビュー

128GBメモリMacの対抗馬か? 日本HPのモバイルワークステーション「HP ZBook Ultra G1a 14inch Mobile Workstation」でローカルLLMを試す(2/4 ページ)

日本HPから、128GBのメモリを搭載可能なモバイルワークステーションが発売された。実機をさまざまな角度から試してみた。

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使いやすいインタフェースを標準搭載

 端子類も使いやすい内容だ。USB Type-C端子は3基あり、そのうち2基はThunderbolt 4対応で、充電端子も兼ねている。この他、USB 3.2 Gen 2対応USB Standard-A端子、HDMI出力端子、ヘッドフォン/マイク兼用端子がある。

 通信機能は、Wi-Fi 7対応の無線LANとBluetooth 5.4を標準で装備している。


前面。上部中央にアレイマイクを内蔵している。下部中央にくぼみがあり、ディスプレイはすんなりと開ける

背面部。排気口はヒンジの内側にある

左側面にある2基のUSB Type-Cは、手前側がThunderbolt 4対応で、奥側はUSB 3.2 Gen 2対応となる。HDMI出力とヘッドセット端子がある

右側面にUSB Standard-A(USB 3.2 Gen 2)とUSB Type-C(Thunderbolt 4対応)の端子がある。一番奥は盗難防止ワイヤー接続用のナノセキュリティロック・スロットだ

見やすく打ちやすいキーボードを装備

 本機の液晶ディスプレイは14型で、解像度は1920×1200ピクセル(WUXGA/アスペクト比16:10)、輝度は最大400ニトとなっている。色域は、インターネットコンテンツの標準であるsRGBを100%カバーする。パネル表面は外光や照明が映り込みにくいノングレア仕上げだ。

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 キーボードの公称キーピッチは縦/横共に約18.7mm×18.7mmと十分な間隔で、カーソルキーはやや小さめながら他のキーとは独立して配置されている。電源ボタン(指紋センサー兼用)が右上端にある点は好みが分かれるところだろう。キーストロークは約1.5~1.7mmと深めに確保されており、スイッチの感触も良好で、長文入力にも耐える品質だ。


14型で1920×1200ピクセル表示対応(アスペクト比は16:10)の液晶ディスプレイを採用する。最大輝度は400ニトで、色域はsRGBを100%カバーしている。照明などが映り込みにくいノングレア仕上げだ

液晶ディスプレイは約150度まで開く

キーピッチは縦/横とも約18.7mmで、キーストロークは約1.5~1.7mmある(いずれも公称値)。カーソルキーはやや小さいが、他のキーから独立して配置されている

キーボードの右上端部に、指紋センサーを一体化した電源ボタンを装備する。見た目は他のキーと似ているが、スイッチの機構は異なっており、電源操作はしっかり押しこまないと反応しない配慮が施されている

キーボード手前には大きなタッチパッドを搭載している。スムースな滑りでタッピングの感度も良好だ

液晶ディスプレイの上部にWebカメラ(約500万画素)と、顔認証用IRカメラを装備する(上)。意図しない映像配信を確実に防ぐことができる物理的プライバシーシャッター付きだ(下)

50TOPSのNPUをCPUに統合するため、Windows スタジオ エフェクトでカメラ効果を利用できる

NPUを活用するHP独自のビデオ会議アプリ「Poly Camera Pro」も導入済みだ。背景や透かしのテンプレートも充実している

HP独自のAIアシスタント「HP AI Companion」(テスト時点でβ版)がプリインストールされている

myHPユーティリティーでは、パフォーマンスモードやマイクのノイズキャンセリング、のぞき見を検知して画面を自動でぼかしてくれる機能などの設定を行える

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