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リアル2画面でタッチ操作/ペン入力にも対応! 5年保証の16型×2モバイルディスプレイ「XQ-160PF」を試すモバイルディスプレイの道(1/5 ページ)

イーホームウェイから、16型の2画面モバイルディスプレイ「XQ-160PF」が発売された。試して分かったメリット/デメリットをまとめた。

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 EHOMEWEI(イーホームウェイ)の「XQ-160PF」は、16型の画面を上下に連結させたデュアル構成のモバイルディスプレイだ。最近増えてきた2画面タイプの製品だが、タッチ操作に対応し、付属のタッチペンによる手書き入力に対応するのが、これまでの製品との違いだ。国内代理店から機材を借用したので、レビューをお届けする。


EHOMEWEIの2画面モバイルディスプレイ「XQ-160PF」。ボディーサイズは約360(幅)×245(奥行き)×12(厚さ)mmある

16型×2画面構成! 重量は2kg超えのヘビー級

 まずは基本的な仕様をざっと押さえておこう。1画面あたりのサイズは16型で、解像度はそれぞれ1920×1200ピクセルだ。グレア調のIPSパネルを採用しており、明るさは最大500ニト、コントラスト比は1500:1、視野角は水平/垂直共に178度、リフレッシュレートは60Hz、応答速度は1msとなっている。色域はsRGBのカバー率が100%となる。

 タッチ操作に対応し、Windowsの10点マルチタッチなど各種デバイスをサポートする。付属のMPPプロトコル対応タッチペンによる入力もサポートしており、4096段階の筆圧検知、45度の傾き検知もサポートしている。これらのタッチ回りの仕様は、以前取り上げた同社の17型モデルと同様だ。

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 ボディーは16型の画面が上下に連結された構造で、背面のスタンドを用いて自立させる。縦向きを基本としているが、横向きでの設置もサポートする。2画面を連結して1つの画面として扱えるだけでなく、二つ折りにして背中合わせの状態でミラーリング表示することも可能だ。詳しくは後述する。


16型の画面を上下に2つ連結させた構造となる。メーカーロゴなどはなくすっきりしている

背面。本体と一体化したスタンドを使って自立させる

スタンドを最大まで開いたところ。安定性を考えると、あまり狭くしない方がよい

背後に折り返し、表示をミラーリングにすることでプレゼン用途などでも活用できる

ヒンジ部の構造は他社製品と同様だ。ただし、直上のベゼル幅がかなり広い(詳細は後述)

画面を完全に開いた状態。実質的に22.8型相当の大画面ディスプレイとして使用できる

スタンドを閉じた状態。左側が大きくくり抜かれているのが分かる

斜め上方から見たところ。スタンド部に加えてその上部にもかなりの凹凸がある
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