実売1万円台！ マウスやキーボードの接続にも対応しての国内メーカー2年保証付きの14型モバイルディスプレイ「Verbatim PM14」を試す：モバイルディスプレイの道（1/3 ページ）

国内ではアイ・オー・データ機器も取り扱っているバーベイタムジャパンのモバイルディスプレイ「Verbatim PM14」。実機を試したのでレポートをまとめた。

[山口真弘，ITmedia]

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　Verbatim Japan（バーベイタムジャパン）の「PM14」は、14型のモバイルディスプレイだ。USBデバイスを接続できるポートなどの付加価値を備えつつ、実売1万円台で入手できるリーズナブルさが特徴だ。メーカーから機材を借用したので、レビューをお届けする。

「Verbatim PM14V1」。ボディーサイズは約322（幅）×205（奥行き）×6〜12（厚さ）mmだ

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フルサイズのHDMIポートを搭載

　まずは基本的な仕様をざっと押さえておこう。画面サイズは14型で、解像度は1920×1080ピクセル、ノングレアのTFT液晶を採用している。視野角は水平／垂直共に178度、最大輝度は250ニト、コントラスト比は1000：1、応答速度はGTG時で6ms、最大リフレッシュレートは60HzでHDRにも対応している。タッチ操作には非対応だ。

　接続方法はHDMIとUSB Type-Cの2通りとなる。HDMIポートがミニタイプではなくフルサイズなのは、モバイルディスプレイとしては珍しい。この他にもUSB 2.0対応のUSB Standard-Aポートを搭載しており、キーボードやマウスなどのデバイスを接続することも可能だ。さらにイヤフォンジャックに加えてスピーカー（1W×2）も内蔵するなど、音声出力系は充実している。

　ボディーはモバイルディスプレイによくある背面に段差のあるデザインで、厚みのある下半分に一体型スタンドが収納されており、使う時は開いて立てる構造だ。

本体外観。メーカーロゴはかなりのインパクトがある

背面。スタンドは一体型だ

なるべく垂直寄りに立てた状態。下部に厚みのあるデザインだ

スタンドを最大限まで開いた状態。約85度まで可動するとされている

背面。スタンドは段差部に収納されている

左側面。フルサイズのHDMIおよび2基のUSB Type-Cとイヤフォンジャックを備える

右側面。OSDメニュー操作用ボタンとOTG対応のUSB Standard-Aポートを備える

上から見たところ。段差部にあるのがスピーカーだ

　本体の重量は実測543g（公称値は約540g）で、14型かつスタンドも込みであることを考えると十分に軽量だ。ちなみに保護ケースも付属しており、こちらを合わせても673gにすぎないので、持ち歩いて使うことを考えているユーザーにとっては魅力的だろう。

　付属品は、HDMIとUSB Type-C、それぞれの接続に使用するケーブルに加え、USB Standard-A→USB Type-Cケーブルがセットになっている。さらに最大出力15WのUSB Standard-A仕様の電源アダプターや、前述のポーチも込みなので、付属品は充実した部類に入る。

持ち運び用のポーチ（右）が付属する。素材はネオプレインだ

ポーチは短辺側から収納する。厚みはあるので、耐衝撃性は高そうだ

重量は実測で543gだった。スタンド込みであることを考えると、かなり軽量だ

ポーチ込みの重量は実測で673gだ

接続用ケーブル2種に加えてUSB Standard-A→USB Type-Cケーブルも付属する

HDMIケーブルはフルサイズ。モバイルディスプレイでは珍しい

給電用のUSBアダプターも付属する。後述するパススルー給電では使えないので注意しよう