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首からぶら下げられる片手サイズのミニPC「GPD MicroPC 2」登場 9月下旬発売予定(2/2 ページ)

7月18日に天空がShenzhen GPD Technology製「GPD MicroPC 2」の予約販売を開始した。価格は8万8000円だが、先行予約期間中は8万5000円となっている。発表会で実機に触れる機会を得たのでレポートしよう。

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首にもぶら下げられるミニPC

 短い時間だが、実機に触れることもできた。

 GPD製の超小型PCの多くは、アルミ削り出しのボディーを採用しており、それが高級感を生み出していたが、今回のGPD MicroPC 2は、軽量化のため樹脂製だ。しかし、見た目のチープさは感じず、剛性感は十分に思えた。


チープさのないボディー。実物を見ると「金属製じゃないんだ」とむしろ驚いた

 手に持った瞬間「軽っ!」と思ったし、他の参加者も「軽っ!」と思わず声に出てしまっていたのが印象的だった。

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液晶ディスプレイを開いた状態で、片手持ちしても重くない。約500gとは予想していたが、手にすると思ったよりも軽く感じる

 ボディーサイズが、スマートフォン並みに小さいのも特徴的だ。天空 代表取締役 山田拓郎 社長が、ネックストラップを使って首から下げてみせたが、違和感がないサイズだと感じた。


閉じた状態で片手で持ったところ

スマートフォン「Galaxy S23 Ultra」との比較

左側面前方にストラップホールも備えている

ネックストラップを使ってGPD MicroPC 2を首からぶら下げる天空 代表取締役 山田拓郎 社長

サイズの大きめなポケットなら、GPD MicroPC 2を余裕で収納できる

 従来モデル同様、豊富なインタフェースを搭載しており、背面と右側面にバランスよく配置されている。シリアル端子が省かれたため、これまでの「“工具”として使えるGPD最小のプロフェッショナル向けポケットパソコン」という側面はやや薄れたかもしれないが、USB Type-C端子が2基に増えたので、取り回しはしやすくなった印象だ。


背面に並んだインタフェース

背面のアップ左側。左から2基のUSB Type-C端子とmicroSDメモリーカードスロットがある

背面のアップ右側。左からUSB Standard-A端子とHDMI出力端子、有線LAN端子(2.5GbE対応)が並ぶ

右側面はUSB Standard-A端子と電源ボタンがある。左側面にはヘッドセット端子がある

 液晶ディスプレイは反時計回りに180度回転する。回転させて倒せばタブレットのようになる。


T型ヒンジを採用しており、Y軸で回転させられる

タブレットスタイル。このまま縦持ちすれば、ポートレートモード表示を行える

 キーボードは、前モデルのGPD MicroPC 2021Verと比べ柔らかく押しやすくなった。両手で持って親指入力もしやすいと感じた。


キーボード部の拡大写真

キーボードのタッチは柔らかく、キーを押しやすい

両手持ちして親指でタイピングが可能だ

 このコンパクトさと軽さが、何より物欲を刺激する。スペックはそこそこだが、日常の作業であれば問題なく利用できそうだ。持ち運びしやすいので、“いざ”というときに備えてバッグに放り込んでおけるだろう。


GPD MicroPC 2の概要
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