実売2万円前後と格安ながら長期保証が付属! ASUS JAPANの15.6型ディスプレイ「ZenScreen MB169CK」を試す:モバイルディスプレイの道(1/3 ページ)
ASUS JAPANから、15.6型のスタンダードなモバイルディスプレイ「ZenScreen MB169CK」が発売された。従来モデルからの変更点や強化点を中心にまとめた。
ASUS JAPANの「ZenScreen MB169CK」は、15.6型のモバイルディスプレイだ。取り外し自在なスタンドが付属しており、つるしての設置などにも対応しているのが特徴で、実売2万円前後と格安ながら標準で3年(Amazon.co.jpでは4年)の保証が付属する。メーカーから機材を借用したので、レビューをお届けする。
着脱可能なスタンドで縦横どちらでの設置にも対応
まずは、基本仕様をざっと押さえておこう。画面サイズは15.6型で、解像度は1920×1080ピクセル、アスペクト比は16:9だ。アンチグレアのIPS液晶を採用しており、視野角は水平/垂直共に178度、輝度は最大250ニト、コントラスト比は800:1、応答速度は5ms(GTG時)、リフレッシュレートは60Hzとなっている。タッチ入力には非対応だ。
本製品の特徴は、着脱可能なスタンドにある。背面中央にある4分の1型ネジ穴に取り付ける仕組みになっており、縦/横どちらでの設置にも対応するのに加え、スタンド先端の穴を利用して、フックに掛けての設置にも対応する。このネジ穴を利用し、三脚などに取り付けることも可能だ。
ただし、このスタンドだが角度は変えられるものの、しっかりと角度を固定できず、あまり閉じすぎると不安定になるため、事実上は角度固定(70度)で使うことになるだろう。さらに構造上、後方にかなり突き出す関係で、設置時に奥行きをかなり取る。カフェなどの狭いテーブルでの設置は、難しい場合があるかもしれない。
接続方式はHDMIもしくはUSB Type-Cの2択だ。イヤフォンジャックは搭載しているものの、スピーカーは内蔵していない。本製品単体での音声出力は、あまり考えない方がよいだろう。
重量は実測で798gあった。付属の保護ケースは軽さを重視したタイプで、本体と合計で898gに抑えられているのは好印象だ。パッケージにはこの保護ケースの他にケーブル2種、スタンドを収納するためのポーチがセットになっている。
なお、スタンドは取り付けたまま持ち歩きたいところだが、保護ケースはかなりタイトな設計で入れにくいため、メーカーが推奨する通り、輸送時はスタンドを取り外して付属のポーチに入れた方がよい。せっかくのギミックが使い勝手の部分では足を引っ張っている格好で、少々もったいない。
ちなみに、こういった特徴は2024年に紹介した同社の「MB166CR」とほぼ同一だ。同製品は接続がUSB Type-Cのみだったが、そこにHDMI接続とイヤフォンジャックが追加されたのが本製品であると考えれば、おおむね正解といっていい。
関連記事
実売2万円ちょいとリーズナブル! 3年/4年保証が付属したASUSの15.6型モバイルディスプレイを試す
ASUS JAPANのモバイルディスプレイ「ZenScreen MB166CR」は、スタンダードな仕様で実売2万円台とお手頃ながら、モデルによって保証期間が長いのが特徴だ。「ASUS ZenScreen MB16QHG」は従来モデルの弱点を解消した高評価の16型モバイルディスプレイだ
ASUS JAPANの16型モバイルディスプレイ「ZenScreen MB16QHG」は、ユニークな特徴を備えたハイスペックな1台だ。実際にノートPCに接続して試してみた。実は貴重なホワイトモデル! Pixioの15.6型モバイルディスプレイ「PX160 Wave」を試す
多彩な周辺デバイスを用意しているPixioから、ゲーミングモバイルディスプレイをうたう「PX160 Wave」が発売された。実機の出来栄えはいかに?モバイルディスプレイもフォルダブルの時代に! 開くと17.3型になるASUSの有機ELモバイルディスプレイを試す
ASUS JAPANから11月に発売される「ZenScreen Fold OLED MQ17QH」は、開くと17.3型になるフォルダブルモバイルディスプレイだ。大画面を持ち運べる、注目のモデルを実際に試してみた。リアル2画面でタッチ操作/ペン入力にも対応! 5年保証の16型×2モバイルディスプレイ「XQ-160PF」を試す
イーホームウェイから、16型の2画面モバイルディスプレイ「XQ-160PF」が発売された。試して分かったメリット/デメリットをまとめた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.