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Google DeepMindが生成AI改変の検出ツール「Backstory」発表/ASRockからCore Ultra 200Sシリーズ対応の新型ベアボーン「DeskMini B860」週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)

うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、7月20日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!

「Stable Diffusion 3.0 Medium」をRyzenシリーズのNPUに最適化

 AMDは7月21日、Stability AIと協力し、世界初のブロックFP16(BF16)精度を採用したStable Diffusion 3.0 Medium NPUモデルを発表した。AMD XDNA 2(Ryzen AI NPU)向けに最適化されており、高品質な画像生成を実現しながらメモリ使用量を大幅に削減しているという。


AMDがRyzen AI XDNA 2に最適化したStable Diffusion 3.0 Mediumを発表した

 Block FP16 SD 3 Mediumは、従来のStable Diffusion 3 Mediumモデルのメモリ要件を削減している。24GBメモリを搭載したノートPCでも動作し、実際の消費メモリは9GBまで抑えられている。BF16データ型の採用により、32GB未満のメモリを搭載したノートPCでも、過度な量子化なしに高精度フォーマットでローカルAI画像生成が可能になった。

 また、XDNA 2による2段階パイプラインにより、SD 3 Mediumの2MP(1024×1024ピクセル)画像を4MP解像度(2048×2048ピクセル)まで拡張し、印刷品質の画像を生成できる。

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 Block FP16 SD 3 Mediumは、現在24GB以上のメモリを搭載したAMD Ryzen AI 300シリーズまたはRyzen AI MAX+搭載ノートPCで、Amuse 3.1 β版をダウンロードしてHQモードで試用できる。

Microsoftが2025年7月度非セキュリティプレビュー更新プログラムを公開

 Microsoftは7月22日、Windowsの2025年7月度の非セキュリティプレビュー更新プログラムをリリースした。Windows 11 バージョン 24H2向けが「KB5062660」、23H2および22H2向けが「KB5062663」、Windows 10 バージョン 22H2向けが「KB5062649」となる。


Microsoftが、Windows 10/11向けに7月度の非セキュリティプレビュー更新プログラムを公開した

 Windows 11 24H2向けの更新プログラムでは、以下のような機能が追加されている。

  • 「リコール(Recall)」をリセットして全てのデータを削除可能に
  • Click to Doに「リーディングコーチ(Reading Coach)で練習」を追加した。画面上のテキストを選択し、リーディングコーチ(Reading Coach)で練習を選択してから読み上げると、リーディングコーチがフィードバックを提供する
  • 「WordのCopilotで下書き」テキストアクションでは、メール内の文章でも画面上のスニペットでも、選択したテキストをWordの下書きに変換できる
  • 設定画面に新しいエージェントを追加した。「音声でPCを操作する方法」や「マウスポインターが小さすぎる」など、必要なヘルプ情報を入力すると、エージェントが問題解決の手順を提案する
  • Windows Searchの設定が見つけやすくなった。設定画面が「検索の許可」と「Windowsの検索」に分かれていたのが「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「検索」に全て集約される

 非セキュリティプレビュー更新プログラムは、月例のセキュリティ更新プログラムに先駆けて変更内容をプレビューする目的のものだ。適用は必須ではなく、オプションを有効にしていなければ自動でアップデートされない。アップデートしなかった場合、基本的には翌月のセキュリティ更新プログラムと同時に適用される。

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