レビュー

フルモデルチェンジした「ScanSnap iX2500」を試す 細かな使い勝手の向上で、スキャンの手間は減るか?(2/4 ページ)

データ化しなければいけない紙書類が山積みになってようやく重い腰を上げ、スキャンする――緊急性がない作業だけにしかかりにエネルギーを使う。最新のPFU「ScanSnap iX2500」は簡単さをウリにしている。本当に簡単で、面倒くささがないのだろうか。じっくり試してみた。

箱から取り出してセッティングしていく

 iX2500は2通りのセットアップ方法がある。付属のUSBケーブルで有線接続する方法と、同一のWi-Fiに接続する方法だ。今回はWi-Fi接続でのセットアップを試した。

 箱から取り出した後、可動部分に取り付けてある保護用部材(テープや薄紙等)を外していこう。各種ローラーを動かないように保護しているテープもADFカバーを開けて、忘れずに取り除いておきたい。


保護用部材が付いた状態のScanSnap iX2500

 付属品がそろっていることを確認してから電源を入れる。電源ケーブルを本体に接続し、給紙カバーを開くとiX2500の電源が自動的にオンになる。

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電源コードを挿して給紙カバーを閉じた状態

給紙カバーを開けると電源が入る

 次からは設定だ。表示言語、無線設定の有効/無効の設定を行う。


表示言語設定を行う

無線を有効化するかどうかを設定する。有効にしておいた方が使い勝手は良くなる

 続いてiX2500を使いたい端末に「ScanSnap Home」をインストールしよう。PC版であればブラウザで検索して公式サイトからダウンロードした方が早いだろう。スマホ版であれば、表示されているQRコードを読み取る。なお、今回はWindows PCでセットアップしてみる。


ScanSnap Homeインストールを案内される

ScanSnap Homeで検索して、表示された「ScanSnap Home」ページで「ダウンロード」をクリック

自動的にWindows版ScanSnap Homeのダウンロードページが表示されるので、「ダウンロードインストーラー」をクリックしてインストーラーを任意の場所に保存してインストールしておこう

 続いてiX2500をWi-Fiに接続していく。ここではPCのScanSnap Homeを使わずに、本体のタッチパネルを操作してWi-Fi接続設定を行った。


アクセスポイントを検出中

アクセスポイントリストが表示されるので、接続先を選ぼう

SSIDが正しいことを確認し、セキュリティキーを入力して「接続」ボタンをタップする

接続された

PCなど端末との接続待ち状態になる

 PC側でも操作していこう。ScanSnap Homeのインストールが終わると、接続するScanSnapの設定へと移行する。案内に従って進めていこう


「接続する機種を選択してセットアップを開始します」画面で、iX2500を選び、「セットアップ開始」ボタンをクリックする

USB接続での方法が案内されるが、今回は「USBケーブルを使わない場合はこちら」へと進む

電源は既に入っているので、「次へ」「次へ」と進めていく

タッチパネルに表示されているものと同じものが表示された。「次へ」進もう

接続したいiX2500が表示されるので、選択して「次へ」

ScanSnapとPCを接続する

 接続した途端、ファームウェアアップデートが始まった。案内に従ってファームウェアアップデートを完了させておこう。


ファームウェアアップデートが始まったら、設定を一時中断する

 iX2500に接続すると、ScanSnap Homeに「ScanSnapアカウントにサインイン」画面が表示される。筆者はiX1500やiX100ユーザーであり、ScanSnap Cloudも利用するScanSnapアカウントがあるため、メールアドレスとパスワードを入力してサインインしたが、サインインやアカウント作成をせずに進めることもできる。


アカウントを持っていればサインインしておこう。スキップすることもできる

 とはいえ、複数端末のScanSnap Homeアプリでスキャンデータを閲覧する「Data Sync」機能(後日のアップデートで実装)などをせっかく使える機種なので、アカウントを作成しておくことをおすすめしたい。

 サインインする、アカウントを作る、もしくはスキップすると設定は完了だ。これでiX2500を使えるようになる。

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