有線派の強い味方! サンワサプライのUSB Type-Cオーディオ変換アダプターを試す(2/2 ページ)
今やPCもスマホも少なくなった、3.5mmのオーディオ端子。そのような中で、有線イヤフォンをしっかり使うためのアイテムがサンワサプライにはある。「MM-ADUSBTC2」を試してみた。
スマートフォンでもタブレットでもPCでも使い回しできる
まずは、3.5mmヘッドフォン端子を搭載していない代表格のiPhoneで試した。装着したケースにより、端子までの距離が長くなっているものの、本製品を問題なく差し込むことができ、有線イヤフォンで音楽を楽しめた。Apple Musicの「空間オーディオ」を再生したのだが、予想以上の高音質で驚いた。
別途電源とUSBケーブルを用意すれば、音楽を再生しながらの充電も行える。
マイク性能に問題がないか試してみたが、音声をクリアに録音できていたので、この状態で通話したり、ビデオ会議に参加したりすることも可能だろう。
次に試したのは、安価なAndroidスマートフォン「ZTE Libero FLIP」だ。Apple Musicの代わりに、moraで購入しておいたハイレゾオーディオをオンキヨーの「HF Player」で再生したり、YouTube Musicにある楽曲を再生したりして、再生音質の高さを確認できた。
ボディーの上下に1基ずつUSB4端子を備えているが、3.5mmのヘッドフォン端子は非搭載のポータブルゲーミングPC「AYANEO SLIDE」でも試してみた。WebブラウザでAmazon Musicを開いて音楽を再生したところ、問題なく再生できた。
給電量を確認したところ、30W以上で入力を行えている。また音楽の再生や音声の録音を行うこともできた。AYANEO SLIDEにはWebカメラがないものの、音声のみでオンラインミーティングに参加できそうだ。
試していて感じたのは、完全ワイヤレスイヤフォンは充電の手間が必要だし、そそっかしい筆者のように片側だけなくしてしまうといった危険性もはらんでいる。その点、MM-ADUSBTC2と有線イヤフォンさえあれば、充電されているかどうかの心配も不要でイヤフォンをなくす心配もほぼない(断線の危険性はあるが)。身の回りにはUSB Type-C端子を備えたデバイスが多いこともあり、さまざまなモデルで使うことができる。
ケーブルが肌に張り付く季節が過ぎたら、この運用は大いにありだなと感じた。
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