「Google Pixel 10 Pro Fold」を開封レビュー! 新型折りたたみスマホはビジネス用途が向いている? 実機を試して分かったこと(2/4 ページ)
Googleのフォルダブル(折りたたみ型)スマートフォン「Pixel 10 Pro Fold」が発売された。3画面スマホの最新モデルを、従来モデルや競合モデルと比べてみた。
従来モデルからわずかに厚みが増加
本体のサイズは、畳んだ状態で約76.3(幅)×155.2(奥行き)×10.8(厚さ)mm、広げた状態で約150.4(幅)×155.2(奥行き)×5.2(厚さ)mmとなる。
Pixel史上最薄をうたっていたPixel 9 Pro Fold(畳んだ状態で10.5mm/広げた状態で約5.1)よりも、わずかに厚みが増している。折りたたんだ状態でPixel 10 Proのサイズである約72(幅)×152.8(奥行き)×8.6(厚さ)mmと比べてみると、幅も厚みも大きいが、少し大きめのスマートフォンといった印象だ。
ただし重さが約258gあり、約207gのPixel 10 Proと比べるとかなり重い。なお、Galaxy Z Fold 7は約215gだ。
望遠に光学式手ブレ補正を追加
背面カメラは、約4800万画素(広角)と約1050万画素(超広角)、約1080万画素(望遠/光学5倍)という3眼構成だ。この仕様自体はPixel 9 Pro Foldから変わっていないが、望遠が光学式手振れ補正に対応したのが変更点となる。
Pixel 10 Proは、最大100倍の超解像ズーム Proに対応しているが、Pixel 10 Pro Foldの望遠仕様がPixel 10と同じ約1080万画素ということで、超解像ズームも同じ最大20倍までとなっている。
折りたたみスマホのカメラは、メインカメラこそフラッグシップモデルと同程度になるものの、特に望遠に関しては仕様が劣ることが多い。Pixel 10 Pro Foldに限らず、Galaxy Z Fold 7も望遠は約1000万画素最大30倍ズームで、「Galaxy S25 Ultra」の約5000万画素/最大100倍ズームに劣る。
折りたたんだ状態でも通常のスマホと同程度の薄さを実現するため、搭載スペースが限られるのが原因なのかもしれない。
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