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屋内向けネットワークカメラの新モデル「Google Nest Cam Indoor(第3世代)」は視野角が広くなり解像度もアップ! ライバル機や従来モデルと比べてみた山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/4 ページ)

Googleから、屋内向けネットワークカメラの新モデル「Google Nest Cam Indoor(第3世代)」が発売された。従来モデルや競合モデルとの違いをチェックした。

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 GoogleのNestブランドから、ネットワークカメラの新型2モデルが登場した。約4年ぶりの刷新ということで、ユーザーにとってまさに待望の新製品といったところだ。

 新たに発表された屋内用と屋外用のうち、今回はメーカーから借用した屋内用モデルについて、筆者私物の従来モデルと比較しつつチェックする。


新たに登場した「Google Nest Cam Indoor(第3世代)」。バッテリー式ではなく、電源アダプターで電力を供給する屋内向けモデルとなる。実売価格は1万5800円だ

外観は従来モデルとほぼ同じ

 Google Nestブランドのネットワークカメラは、有料プランに加入すると設置場所単位でサービスを受けられるのが特徴だ。台数が増えても追加料金が不要なので、大量導入に向いている。ちなみに直接のライバルとなるAmazonの「Ring」ブランドのネットワークカメラも、同じスキームを採用している。

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 そのRingブランドのネットワークカメラは、パンチルト対応モデルやカラーバリエーションなど多くのモデルを備えるが、一方のNestブランドのネットワークカメラは、今回紹介する屋内向けの電源アダプター式モデルと、屋内と屋外に両対応するバッテリー式モデルに、新たに追加された屋外向け電源アダプター式モデルの3製品のみとシンプルだ。

 本稿で紹介する新モデルは、従来の屋内向け電源アダプター式モデル「Google Nest Cam(屋内用/電源アダプター式)」の後継にあたる。室内に設置して家族の出入りをチェックしたり、お年寄りや赤ちゃん、あるいはペットの様子を離れたところから見守ったりする用途が主になるだろう。

 外観は従来モデルとそっくりで、見た目にはほとんど判別が付かない。よく見ると正面、レンズ回りのデザインが異なるのに加え、ケーブルのコネクターがUSB Standard-AからUSB Type-Cへと変更され、付属の電源アダプターもそれに準じた仕様へと改められている。しかし、ボディー自体は間違い探しのつもりで見比べない限り、違いを判別するのは難しい。


パッケージは従来の白ベースから、クラフト調を感じさせる配色に改められている

付属品一覧。壁面取り付け用のネジがセットになる。両面テープやマグネットの類はない

本体。スタンドは取り外しのできない仕様だ

横から見たところ。これより上方向に向けたい場合は、スタンドを前後逆にする必要がある

下方向への角度調整の自由度は高い

背面から見たところ。ケーブルは直結されており抜き差しはできない

底面。回転させることで壁面取り付け用のプレートを取り外せる

従来の屋内用モデル(右)との比較。サイズは変わらないが、レンズ回りの凹凸が異なる

横から見たところ。サイズ感は同一だ

背面。こちらもそっくりで見分けが付かない

 設置方法は、ネジを用いての壁面あるいは天井への固定が原則となる。卓上への据え置きにも対応するが、カメラを上方向に向けにくい構造上の制限はそのままなので、高い棚の上に設置して部屋全体を見下ろすような設置方法ならともかく、低い位置に置いて見上げるような設置方法は苦手なことに気を付けたい。


コネクターは従来がUSB Standard-Aだったが、今回からUSB Type-Cへと改められている

給電アダプターもUSB Type-C仕様だ。プラグに対して横方向にポートがあるのは珍しい

壁面に取り付ける場合はまずプレートをネジ止めし、そこに本体を差し込んで30度回転させる。ロックする機構はなく容易に取り外せてしまうが、屋内用なので問題はないだろう

壁面に取り付けた状態。前述の据え置き時とはスタンドの向きが前後逆になっている
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