レビュー

電源アダプターで給電する屋外向けの新型ネットワークカメラ「Google Nest Cam Outdoor(第2世代)」を試してみた山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/4 ページ)

「Google Nest Cam Outdoor(第2世代)」は、屋外向けネットワークカメラの新モデルだ。従来モデルや競合モデルとの違いをチェックした。

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壁面取り付けが前提で電源工事が事実上必須

 では、改めて外観から見ていこう。

 本製品はGoogle Nestシリーズとしては伝統的なデザインを採用しており、一見して同シリーズの製品と分かるが、サイズは屋内向けの電源アダプター式モデルと、屋内/屋外両用のバッテリー式モデルの、中間程度となっている。

 本体下部から伸びる電源ケーブルは直結タイプで抜き差しはできない。全長は約50cmで、その先端を電源アダプターから伸びるケーブルのジャックに差し込むことで動作する。このジャックは独自形状で、ケーブルの交換には対応しない。屋外用ゆえ防水対応でなくてはならず、市販ケーブルでは難しいという理由もあるだろうが、汎用(はんよう)性のなさはややマイナスだ。

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パッケージは、白ベースからクラフト調を感じさせる配色へと改められている

付属品一覧。電源アダプター、壁面取り付け用のネジ、ケーブルクリップなどがセットになる。壁面取り付けはネジのみとなる

本体。ボディーはGoogle Nestシリーズとしては伝統的なデザインを採用する

電源ケーブルはカメラ部の下から伸びる仕様だ。直結で抜き差しはできない。その手前にはスピーカーがある

 取り付けにあたっては、まず壁取り付け用プレートを壁面にネジ止めしてマグネットプレートを装着し、そこに磁力でカメラを吸着させる。これは従来の屋内/屋外両用のバッテリー式モデルと同じ仕組みで、角度調節の自由度が高い反面、いったん取り外すと前回と同じ角度にセットするのが難しく、イタズラで取り外される可能性も少なからずある。

 本製品は電源ケーブルでつながっているため持ち去りに遭う危険性は低いが、設置にあたってはなるべく通行人の手が届かない、若干奥まった位置に設置した方がよいだろう。


マグネットプレート。ここにカメラ本体を磁力で吸着させる

底面の壁取り付け用プレートを外し、壁面にネジ止めする

壁面にネジ止めしたプレートにマグネットプレートをはめ込み、さらにカメラを磁力で吸着させる

吸着完了。表示中は緑のLEDが点灯する

角度調節の自由度は高い

 取り付けと合わせて、本体から伸びる電源ケーブルの先端を、電源アダプターから出たケーブルの先端に差し込めば完了だ。このジャックは径がスリムで、狭い穴でも通しやすいことに加えて、電源アダプターのケーブルも約5.5mとかなりの長さがあるため、設置性は良好だ。やむを得ず屋内のコンセントから電源を取る場合でも、ケーブルの長さの心配はあまりしなくてよさそうだ。


付属のケーブル。約5.5mと非常に長い

カメラ本体から伸びる電源ケーブルの先端と接続する

径自体はスリムなので、狭い穴にも通しやすいだろう

電源アダプターはケーブル直結タイプだ。プラグに対して横方向からケーブルが出ている珍しい仕様となる

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