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PLAUDとトレジャーデータが業務提携 接客中の会話をAIボイスレコーダーが分析して提案を提示

トレジャーデータとPLAUDが業務提携を発表した。AIボイスレコーダーの議事録作成機能と高度なデータ管理を融合させ、セキュリティを確保しつつ顧客インサイトを抽出する企業向けソリューションを展開していくという。

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 12月2日、AIボイスレコーダーメーカーのPLAUD(プラウド)とトレジャーデータが業務提携すると発表した。PLAUDが持つ高度な議事録作成技術と、トレジャーデータが誇るデータ管理の強みを掛け合わせ、共同でエンタープライズ向けのソリューションを開発し、2026年春ごろの提供を目指す。


PLAUDとトレジャーデータが戦略的な業務提携を発表した

共同でエンタープライズ向けのソリューションを開発

 今回開発されるソリューションは、エンタープライズ企業が求める厳格なデータセキュリティを確保することに重点を置いており、その上で音声データから顧客インサイトを抽出し、営業担当者や店舗/窓口担当者の業務生産性向上に貢献することを目指すとしている。

 記者発表会でPLAUD 代表取締役のネイサン・シューさんは「PLAUDのデバイスを使って会話を100%記録/要約して、顧客の嗜好(しこう)を抽出し、トレジャーデータのCRM(顧客管理)/CDP(顧客データ管理基盤)と連携することで、リアルタイムで営業提案を行う」と構想を語った。

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 具体的には、自動車販売の商談中に在庫を分析し「走りを重視する顧客」なら、スポーティーなモデルを音声インタフェースで推奨するなど即時の提案を行うといったことも実現したいという。

 さらに「将来的には『リアルタイムAIワークフロー』へ進化させて、講演中のアイデアに対してボタン操作でエージェントが即座にリサーチしてレポートを生成するといったことも目指したい」と語った。


PLAUDが提供するAIボイスレコーダーとサービス

PLAUD Inc. Co-Founder & CEO/PLAUD 代表取締役のネイサン・シュー(Nathan Xu)さん(左)とトレジャーデータ 米国本社CEO & 共同創業者の太田一樹さん(右)

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