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高コスパNASから小型スマホの救世主まで! 2025年にグッと来た「デジタル仕事道具」ベスト5(5/5 ページ)

PC USERでモバイルディスプレイやスマートスピーカー回りの連載をしている山口さんに、2025年に使って良かったデバイスを挙げてもらった。

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その他デバイス部門:「USB Cable Checker3


製品本体。サイズはマッチ箱程度で、単四形乾電池を底面に内蔵するため厚みはややある

 「USB Cable Checker3」は、USBケーブルを挿すことで速度がUSB 2.0なのか、3.xなのかそれ以上なのか、充電時に最大何Wの電力が供給できるのかを教えてくれる、ケーブルチェッカーと呼ばれる製品だ。

 さらに結線を調べ、DisplayPort Alternate Mode対応のディスプレイと組み合わせての映像出力に使えるかも確認可能な上、内蔵するeMarker情報を読み取り、PPSやAPRなどへの対応の有無なども知ることもできる。

 これだけでも十分すぎるほどなのだが、本製品はさらに充電器などに搭載されているUSB Type-Cポートの仕様をチェックする機能も備える。USB Power DeliveryのPDOの組み合わせを表示できるので、パッケージに記載された情報と比較することでスペックの偽装を見破ったり、あるいは記載のない規格への対応などを知ることも可能だ。

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 それぞれの情報は液晶画面にコンパクトに表示されるので非常に分かりやすく、競合製品と比べると電池の持ちもよいときている。完全な初心者用というわけではなく、中級者であっても、例えば対応が「USB 3.2 Gen 1」という表記を見て「つまり5Gbps対応なんだな」といった具合に頭の中で置き換えるなど少なからず知識は必要になるのだが、外観だけでは分からないUSB Type-Cケーブルやデバイスを知るのに欠かせない製品だ。

 ケーブルだけでなくデバイスもチェックできる製品は他になく、それゆえ発売以来大好評で長期欠品が続いているが、店頭ではようやく在庫が復活しつつあるようなため、店頭にせよオンラインにせよ、見つけたらゲットしておくべき製品だ。


対応可能なポートはUSB Type-C/USB StandardーA/USB MicroーBの3種類だ

ケーブルをつなぐと結線、USBのバージョン、給電可能なワット数といったスペックを表示してくれる

同種の製品と異なり、デバイス側のポート仕様(USBバージョンやUSB PDのPDOなど)もチェックできるのがウリだ
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