「ビジネスを止めない」をどう実現? AI診断も活用するNECPC群馬事業場の「攻めの保守」(2/2 ページ)
NECブランドのPC事業を展開するNECパーソナルコンピュータ(NECPC)が、新たなフェーズを迎えている。2025年4月、NEC本体から法人向けPCの販売機能がNECPCへ移管され、開発から製造/販売/保守までが一本化されたのだ。その要となる同社の「群馬事業場」を取材した。
マザーボードやオンボードGPUなどの修理も内製化
法人向けPCを語る上で切っても切れないのが、PC全体のライフサイクルマネジメントだ。
NECPCでもさまざまなメニューを用意しており、導入時は米沢事業場でPC生産時に行うカスタマイズサービスを、サービス拠点である群馬事業場ではキッティングサービスを提供している。
さらにWindows Autopilotや関連サービス、Azure ADやIntune、Google Workspaceなどの導入支援/運用設計、データ自動移行サービス、分割配送にも対応する。
運用管理フェーズでは、「遠隔データ消去サービスPrime」やRemoteViewによる「リモートアクセス」、BitLocker管理サービス、自動データバックアップサービス、メール誤送信対策、個人情報保護ソリューション、デバイス制御ソリューションの「RunDX DeviceControl」といった、作業効率の向上やセキュリティ強化を目的にしたメニューを提供している。
リサイクルフェーズでは、法人向けデータ消去とITアセット買い取りサービス(アセットリカバリーサービス)やデータ消去ソリューションを提供し、廃棄時の安全なデータ消去とストレージの破壊なども行う。
この群馬事業場について、NECパーソナルコンピュータ サービス事業本部 フィールドサービスグループマネージャーの栗原一男さんは「群馬事業場にはサポートに関する技術チームがあり、ここで見つかった不具合は米沢事業場の開発部門にフィードバックされ、次の製品設計や生産に生かされる。また新モデルが出るたびに群馬事業場の担当者が開発に加わり、分解や組み立てやすさなど保守面の観点から提案も行っている」と語った。
冒頭で触れた最短一営業日での修理対応が可能なのも、国内での一貫した開発から保守まで行える連携があるからこそだろう。
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