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アイ・オー、Mini LED&DFR搭載の「GigaCrysta S」など新型ゲーミングディスプレイを発表 webOS搭載機や2画面モバイル液晶も

アイ・オー・データ機器がGigaCrystaブランドの新型ゲーミングディスプレイを2機種発表した。いずれも特徴的なモデルで、特に同社初の「スマートディスプレイ」は注目だ。

 アイ・オー・データ機器は2月17日、27型の新型ゲーミング液晶ディスプレイ「GigaCrysta S LCD-GDU271JLAQD」「GigaCrysta LCD-GDQ271JAWOS」を発表した。この記事では両モデルと、今後発表される予定のポータブル液晶2画面ディスプレイ「LCD-YC1412DX」の概要を紹介する。


GigaCrysta S LCD-GDU271JLAQD(左)と、GigaCrysta LCD-GDQ271JAWOS(右)

GigaCrysta S LCD-GDU271JLAQDの概要(3月中旬発売予定)

 GigaCrysta S LCD-GDU271JLAQDは、GigaCrystaの新シリーズ「GigaCrysta S」の第1弾製品で、同社の50周年記念製品でもある。

 2304ゾーンのMini LEDバックライトを採用し、4K(3840×2160ピクセル)/180HzとフルHD(1920×1080ピクセル/360Hz)のデュアルフレームレート(DFR)に対応する27型IPS液晶パネルを採用することで「画面の美しさ」と「ゲーミングに求められる高いリフレッシュレート」を両立したことが特徴だ。3月中旬の発売を予定しており、想定価格は8万9980円となる。

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GigaCrysta S LCD-GDU271JLAQD

2304ゾーンのMini LEDバックライトを備えており、ローカルディミング(局所的な消灯)に対応することで特に黒色の表現能力が向上している。ゾーンの細分化を生かして、モーションブラーを軽減する「Clear AIM2」も搭載している

DFR機能は、GigaCrystaシリーズの特徴でもあるリモコンを使って切り替えることも可能だ

 本モデルのディスプレイパネルはVESAの「DisplayHDR 1400」認証を取得しており、HDRコンテンツの再生時は最大1400ニトで表示可能だ。

 画面を24型相当に縮める「Focus Mode(フォーカスモード)」は、従来のスケーリング表示に加えて「リアルモード」(ドットバイドット表示)にも対応している。


Focus Modeでは、ドットバイドット表示を行う「リアルモード」が追加された(従来通りのスケーリング表示も可能)

 映像入力はHDMI×2とDisplayPort×1という構成となる(NVIDIAの表示同期技術「G-SYNC」に対応)。スピーカーは5W×2(ステレオ)で、ヘッドフォン出力端子も備える。USB Standard-A端子も備えるが、これはメンテナンス(ファームウェア更新)用となる。


背面の様子

ポート類。電源は外部接続(ACアダプターからの給電)となっている

GigaCrysta LCD-GDQ271JAWOSの概要(4月上旬発売予定)

 GigaCrysta LCD-GDQ271JAWOSは、LG ElectronicsのスマートTV/ディスプレイ向けOS「webOS Hub」を搭載することでネット動画サービスやWebサーフィンを“単体で”行えることが特徴だ。

 WQHD(2560×1440ピクセル)/180Hz駆動に対応する27型IPS液晶パネルを搭載しており、GigaCrystaシリーズとしては初めてUSB Type-C端子(DisplayPort Alternate Mode)による映像入力もサポートしている。4月上旬の発売を予定しており、想定価格は7万9750円となる。


GigaCrysta LCD-GDQ271JAWOS

LG Electronicsの「webOS Hub」を搭載することで、単体で主要なネット動画サービスを視聴できる

他のGigaCrystaシリーズと同様にリモコンが付属する……のだが、自社製ではなくLG Electronics製のwebOS用リモコン(Bluetooth接続)となる

 映像入力端子はHDMI×1(ARC/eARC対応)、DisplayPort×1、USB Type-C(DisplayPort Alternate Mode)×1という構成で、USB Type-C端子はUSBハブとしてのデータ伝送(USB 3.2 Gen 1)と最大65WのUSB PD(Power Delivery)規格の電源供給にも対応している。なお、映像入力は全てHDR10に対応しているが、HDMI入力端子についてはリフレッシュレートが最大144Hzに制限される。

 本製品はUSBハブ機能も備えており、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子×2と有線LAN端子を装備している。これらのポートはいわゆる「KVM機能」に対応する他、webOS Hub上でも利用可能だ。

 無線通信はWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)とBluetooth 5.0に対応しており、Miracast/AirPlay 2によるワイヤレス映像受像とBluetoothスピーカーの接続も可能だ(本体にも2Wスピーカーを2基備えている)。


webOS Hubは、PIP(ピクチャーインピクチャー)またはSBS(サイドバイサイド)で表示することも可能だが、現時点ではHDMI入力端子限定となる

本製品のポート類

電源は本体内蔵式だ

LCD-YC1412DXの概要(後日発表予定)

 LCD-YC1412DXは、フルHD(1920×1080ピクセル)解像度の14型液晶ディスプレイパネルを2基備えることが特徴だ。映像入力端子はUSB Type-C(DisplayPort Alternate Mode)×3とMini HDMI×1という構成で、2つの画面に別々のソースからの映像を入力して表示する機能も備えている(※1)。正式発表は3月の予定で、価格は未定だ。

(※1)「USB Type-C端子(1/2)またはMini HDMI端子」と「USB Type-C端子(3)」で別々の映像を入力できる。なお、2系統の音声はミックスされる仕様だ


LCD-YC1412DX(写真は拡張表示モードで、ノートPCと合わせて3画面表示を行っている)

この写真のようにテントスタイルで置くと、2画面目(上方のパネル)が自動的に反転する

出力デバイス(PC)の設定が必要だが、このように縦置きでも“安定して”使える

自立スタンドを備えている他、付属のUSB Type-Cケーブルの片方が「L字型」となっている

ポート類。下方にあるスイッチを操作すると、上方のディスプレイをUSB Type-C端子(3)専用に割り当てることができる。なお、本製品はスピーカーを内蔵しないが、イヤフォン出力端子を使えばディスプレイに出力された音声を再生できる

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