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Windows 10サポート終了から半年、シェア7割に迫るWindows 11――その裏で進むOSの“断絶”と再統合Windowsフロントライン(1/2 ページ)

Windows 10のサポート終了(EOS)から半年が経過し、順調にシェアを伸ばすWindows 11。しかし2026年、そのアップデートサイクルに異変が生じようとしている。最新の市場シェア動向と併せて解説しよう。

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 先日掲載した記事で、Windows on Arm――特に「Snapdragon X2 Elite/Extreme」を主な対象にしたWindows 11の大型アップデート「26H1」が準備中であることに触れた。

 同SoCを搭載したPCの新製品は3〜4月ごろをめどに市場での出荷が開始されるが、年1回を基本とするWindows 11としては異例の大型アップデートとなる「26H1」は、このPCへのプリインストールの形態でのみ提供され、その他のプラットフォームのWindows 11 PCでは例年通り「26H2」が2026年後半に提供されることになる。

QualcommのSoCであるSnapdragon X2 Eliteシリーズを対象にしたWindows 11の大型アップデートが行われる見込みだ
QualcommのSoCであるSnapdragon X2 Eliteシリーズを対象にしたWindows 11の大型アップデートが行われる見込みだ(写真はSnapdragon X2 Eliteのパッケージ)

26H2は現行のGermaniumベースのコアが継続か

 その後、Windows IT Pro Blogに2月10日(米国時間)に追加された情報では、26H1のリリースについて2027年までのアップデートに関する新しいトピックが追加されている。下記に一部を抜粋して紹介する。

・26H1は2026年前半に提供される“一部”の新しいPCとともに出荷されるにとどまり、既存のWindows 11 PCに対しては24H2または25H2が提供される

・現状で26H1を利用可能なデバイスは市場に存在しない

・26H1が導入されたPCでは、24H2や25H2同様にセキュリティ、品質、新機能のアップデートが継続提供される

・26H1が動作するPCでは、2026年後半に提供されるアップデート(26H2)は利用できない。これは“それ以前のバージョン(24H2と25H2)”と26H1で異なるWindowsの“コア”がベースになっているためだ。なお、26H1が動作するPCに対しては、26H2の代わりとなる将来のWindowsリリースに向けた“パス”が用意される

 以前にも説明したように、現行の「24H2」と「25H2」については「Germanium(ゲルマニウム)」と呼ばれる世代のWindows OSの“コア”を採用している。

 一方で、26H1/26H2世代の“コア”は「Bromine(臭素)」と呼ばれる世代に移行しており、現状Windows Insider ProgramのCanary Channelでテストが行われているOSビルドはこのBromineの名称を冠した「BRリリース」となっている。

 Dev ChannelBeta Channelについても、現状はまだGermaniumベースの「GEリリース」の状態だが、おそらくは近いタイミングで26H2の開発ブランチとしてBRリリースのものに移行していくと考えられる。

 ただ、今回の公式Blogでの表記を見る限り、OSの“コア”が異なることが理由で26H1が26H2にはなれないということで、26H2自体が引き続きGEリリースの状態で現行バージョンのOSコアの延長として提供される可能性があるようにも見える。

 このあたりはもう少し経過を見ないと分からないが、Windows Centralのザック・ボーデン氏によれば、2026年時点でプラットフォームの種類により2系統に分かれたWindows 11のバージョンは2027年後半の27H2で統合される見込みだという。

 また、同氏は26H2が引き続きGEリリースになるとも述べており、その場合は現在Dev Channelで開発が進められている「Build 26300」番台のビルド(GEリリース)がそのまま26H2になる可能性が高い。つまり、2027年後半のタイミングまで、2種類の異なるOSコアを持つWindows 11が併存する形になる。

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