最大1TBの“小さすぎる”USBメモリ「SANDISK Extreme Fit USB-C」がモバイルノートPCの理想の相棒だった(3/3 ページ)
PCのストレージ不足を補うために外付けSSDやUSBフラッシュメモリを持ち歩くのは本末転倒だ。機動力を損なわずに容量アップを図れるサンディスクの「Extreme Fit USB-C フラッシュドライブ」を紹介する。
装着したままにできる安心感
私は取材などの外出用デバイスとして、7型モバイルPC「GPD MicroPC 2」を愛用している。「iPhone 16 Pro Max」とほぼ同等のフットプリントで、重量も約500gと極めて携帯性に優れた一台だ。
本機の背面にあるUSB 3.2 Gen 2 Type-Cポートへ装着したところ、まるで内蔵パーツかのような一体感を得られた。コンパクトなポータブルPCとの相性は抜群である。
装着時の突出部はわずか8.5mm程度だ。横方向の負荷に対しても高い剛性を保っており、装着したままバックパックに収めても、コネクターの破損を過度に心配する必要はないだろう。
専用ソフト「SANDISK Memory Zone Desktop」の導入は容易だ。ドライブ内のインストーラーを起動すると最新版の案内が表示され、ダウンロードページへと誘導される。
SANDISK Memory Zoneでは、ドライブ名のカスタマイズや詳細なバックアップ管理、ファイル閲覧から復元まで、幅広い操作を直感的に行えるよう設計されている。
また、システム側の操作を介さずとも、アプリ内から直接ドライブを「安全に取り外せる」機能も備えている。細かな点だが、日常的な利用においてはこの利便性が地味に効いてくる。
バックアップ対象は、システム全体だけでなく特定のフォルダーのみを指定することも可能だ。「自動バックアップ」を有効化しておけば、ドライブを接続してアプリを起動するだけで、スケジューリングに基づいた差分バックアップが実行される。
選んだフォルダーのみのバックアップが可能だ。また、自動バックアップをオンにしておけば、1時間ごとのスケジュール設定や、Extreme Fit USB-Cを挿して本アプリを起動させたときに自動的にバックアップすることもできる。もちろん、差分バックアップが行われる
実際に約9.19GBのデータをバックアップしたところ、所要時間はわずか3分4秒ほどであった。
作業中に誤ってファイルを削除したり、編集ミスで元のデータが失われたりといったトラブルは珍しくない。そうした際も、本製品によるバックアップがあれば安心だ。
復元操作は、バックアップ内のファイルを右クリックして「復元」を選択するだけで完了する。ファイルが消失していれば自動的に再配置され、既存ファイルの巻き戻しが必要なら「置き換え」を選べばよい。まさに、データの安全を守る「転ばぬ先の杖(つえ)」となってくれる。
PC本体に保存してあるファイルを修正しているうちに混乱した際などは、ファイルをピンポイントで選んで復元できる。この機能では、バックアップ時に保存していた場所に復元されるので、復元先フォルダーを探す手間が省ける
端末の空き容量確保という本来の目的においても、本機は威力を発揮する。バックアップ完了後に端末内のデータを削除すればよく、スマートフォンの場合はコピー後に「電話から削除」ボタンが提示されるため、手軽にストレージを整理できる。
保存されたデータは、他デバイスからも自在に閲覧/移動が可能だ。容量の逼迫(ひっぱく)したスマートフォンからPCへデータを引き継いだり、重要なデータを本機で一元管理したりと、デバイスをまたいだ活用が期待できる。
一見すると「単なる極小USBメモリ」に思えるかもしれないが、洗練されたファイル管理アプリの存在と、装着したままでも邪魔にならない安心感は、他にはない強みだ。実際に使用してみると、その体験は非常にストレスフリーなものであった。
外付けドライブに求める要素はユーザーによってさまざまだが、機動力と安心感を両立させたいのであれば、本機は有力な選択肢となるはずだ。
関連記事
サンディスクが新SSDブランド「SANDISK Optimus」を発表 2026年上半期から展開
サンディスクは、ゲーミングおよびクリエイター向けをうたうSSDブランド「SANDISK Optimus」を発表した。サンディスク、“極小”のUSB Type-Cメモリを25日発売 最大1TBで読み出し毎秒400MB
ノートPCやタブレットに装着したままでも邪魔にならない超小型USB-Cメモリが登場。最大1TBの大容量と高速転送で、手軽にストレージ不足を解消できる。SSDだけが選択肢じゃない! ゲーミング“HDD”「WD_BLACK P10 Game Drive」の実力を検証
ゲーマーは何事もスピードが命だ。よって「ゲーム用ストレージはSSD以外考えられない」という考えもあるだろう。しかし、「ゲーミングHDD」という製品が世の中に存在していることを知っているだろうか。今回はコストパフォーマンスとスピードのバランスの良いとされる「WD_BLACK P10 Game Drive」を検証していく。サンディスクが「ROG Xbox Ally/X」公式ライセンスを取得したmicroSDメモリカード/SSDを発表
サンディスクは、「ROG Xbox Ally」「ROG Xbox Ally X」公認となるmicroSDメモリカード/SSDの発表を行った。Sandiskから新型メインストリームSSD「WD Blue SN5100」登場 「30%アップ」をうたう性能をサクッとチェック!
サンディスクが、PCI Express 4.0接続のメインストリームM.2 SSDを一新する。1TBモデルや2TBモデルは先代から最大30%高速らしいのだが、本当かサンプルを使って試してみることにしたい。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.