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Sandiskから新型メインストリームSSD「WD Blue SN5100」登場 「30%アップ」をうたう性能をサクッとチェック!(1/2 ページ)
サンディスクが、PCI Express 4.0接続のメインストリームM.2 SSDを一新する。1TBモデルや2TBモデルは先代から最大30%高速らしいのだが、本当かサンプルを使って試してみることにしたい。
サンディスクは8月28日、PCI Express 4.0接続M.2 SSDの新型メインストリームモデル「WD Blue SN5100 NVMe SSD」を発表した。容量は500GB/1TB/2TB/4TBの4種類で、9月下旬(4TBモデルのみ10月)からPCパーツショップなどで順次販売を開始する予定だ。
この記事では本製品の特徴を紹介しつつ、同社から提供を受けた2TBモデルのパフォーマンスをチェックしていく。
WD Blue SN5100の概要
WD Blue SN5100は、2024年7月に発売された「WD Blue SN5000」の事実上の後継製品だ。
サンディスクによると、本製品は先代比で最大30%高速な読み出しが可能で(1TB/2TBモデル)、SLCキャッシュ技術「nCache 4.0」によってDRAM(キャッシュメモリ)レス仕様ながらも大容量のファイルの読み書きも快適だという。
主な仕様は以下の通りだ。
- 接続インタフェース:PCI Express 4.0 x4(PCI Express 3.0以下との下位互換あり)
- 転送規格:NVM Express(NVMe)
- NAND:Sandisk QLC 3D CBA NAND
- NANDコントローラー:Sandisk製(DRAMレス)
- 公称スペック
- 500GBモデル
- シーケンシャルリード:最大毎秒6600MB
- シーケンシャルライト:最大毎秒5600MB
- 消費電力:平均3.8W(アイドル時4mW)
- 寿命:300TBW
- 1TBモデル
- シーケンシャルリード:最大毎秒7100MB
- シーケンシャルライト:最大毎秒6700MB
- 消費電力:平均3.9W(アイドル時4mW)
- 寿命:600TBW
- 2TBモデル
- シーケンシャルリード:最大毎秒7100MB
- シーケンシャルライト:最大毎秒6700MB
- 消費電力:平均4.1W(アイドル時4mW)
- 寿命:900TBW
- 4TBモデル
- シーケンシャルリード:最大毎秒6900MB
- シーケンシャルライト:最大毎秒6700MB
- 消費電力:平均4.3W(アイドル時4mW)
- 寿命:1200TBW
- 500GBモデル
- サイズ:Type 2280(幅22×長さ80mm)/片面実装
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