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Sandiskから新型メインストリームSSD「WD Blue SN5100」登場 「30%アップ」をうたう性能をサクッとチェック!(2/2 ページ)

サンディスクが、PCI Express 4.0接続のメインストリームM.2 SSDを一新する。1TBモデルや2TBモデルは先代から最大30%高速らしいのだが、本当かサンプルを使って試してみることにしたい。

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2TBモデルの性能をサクッとチェック!

 ここからは、サンディスクから提供を受けたWD Blue SN5100(2TBモデル)のパフォーマンスをチェックしていく。今回速度を計測するのは、旧Intel(現ASUSTeK Compter)のベアボーンキット「Intel NUC 13 Extreme Kit」のCore i9-13900Kモデルだ。主な仕様は以下の通りで、OSとUEFI(BIOS)は8月27日時点における最新バージョンを使っている。

  • CPU:Core i9-13900K(Pコア8基16スレッド+Eコア16基16スレッド)
  • メモリ:32GB(16GB DDR5-5600 SO-DIMM×2)
  • GPU:NVIDIA GeForce RTX 5070
  • OS:Windows 11 Pro バージョン24H2

 今回はPCH(チップセット)につながるM.2スロットに本SSDを装着し、増設ストレージとして運用(起動用SSDは別途装着)する想定でテストを行った。

テスト
今回は、いろいろなテストで活躍しているIntel NUC 13 Extreme Kitを使ってテストを行う
増設中
Intel NUC 13 Extreme KitにM.2 SSDを装着する場合、CPUなど主要コンポーネントを格納している「Compute Unit」を取り外す必要がある。Compute Unitさえ取り外せれば、取り付け自体は簡単に行える
CDI
「CrystalDiskInfo 9.7.1」でSSDの情報をチェックする。情報を見れば分かる通り“完全な”新品状態でテストしている

CrystalDiskMark 9.0.1

 ストレージのアクセス速度を計測する「CrystalDiskMark 9.0.1」では、NVMeストレージ用のプロファイルで「通常」「0fill」の双方で計測を行った。

 PCH経由の接続ではあったものの、おおむね公称スペック通りのパフォーマンスを発揮した。“メインストリーム”なのにシーケンシャル(連続)の書き込みで毎秒約7100MB、読み出しで毎秒約6700MBも出るとは、本当に良い時代になったと思う。

CDM
CrystalDiskMark 9.0.1(NVMeプロファイル)の結果(左が通常、右が0fill)

3DMark

 3Dグラフィックスのベンチマークアプリ「3DMark」には、ストレージに関するテストが2つ内包されている。1つは実際のゲームにおけるストレージアクセスの挙動をエミュレーションする「Strorage Benchmark」で、もう1つはDirectX 12に内包されたストレージアクセス技術(DirectStorage)のパフォーマンスを確認する「DirectStorage Feature Test」だ。

 Strorage Benchmarkのテスト結果だが、総合スコアは2570ポイントと現状における平均値を上回った。ゲームを保存/起動するためのストレージとして使っても問題はなさそうだ。

Strorage Benchmark
3DMark(Strorage Benchmark)の結果

 DirectStorage Feature Testについては、利用することで2倍弱(192.1%)のパフォーマンス向上効果があるとの結果になった。

DirectStorage Feature Test
3DMark(DirectStorage Feature Test)の結果
DirectStorage
DirectStorageのオン/オフによるパフォーマンス差

メインストリームモデルでも高速

 「先代比で30%高速」というWD Blue SN5100(2TBモデル)は、公称スペックにたがわぬ高いパフォーマンスを発揮した。DRAMレスの“メインストリーム”モデルなのに、ここまでパフォーマンスが高まったのは感慨深い。

 先代とは異なり、全容量でQLCのNANDを使っていることが気になる人もいるかもしれないが、公称寿命は先代と同等だ。「手頃で速めのSSDが欲しい」という人は、本製品をチェックしてみてもいいかもしれない。

SMART値
テストを一通り終えた後に、CrystalDiskInfo 9.7.1でSSDの情報を改めてチェックした。S.M.A.R.T.ベースの値だが、モジュールの温度は40度台で収まっていてこれまたビックリである

機材協力:サンディスク合同会社

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