Intelが組み込み/エッジ機器向け「Coreプロセッサ(シリーズ2)」に“Pコアのみ”構成を追加 第12~14世代のCoreプロセッサとソケット互換:最大12コア24スレッド
Intelが、組み込み/エッジ機器向けにリリースした「Coreプロセッサ(シリーズ2)」(開発コード名:Bartlett Lake)に、Pコアオンリーのモデルが追加される。第12~14世代のCoreプロセッサとソケット互換があるのだが、一般販売される予定はない。
Intelは3月9日(中央ヨーロッパ時間)、組み込み/エッジ機器向け「Coreプロセッサ(シリーズ2)」(開発コード名:Bartlett Lake)に高効率コア(Pコア)のみを搭載する製品の追加を発表した。ローカルAI処理など、より高いパフォーマンスを求められる組み込み/エッジ機器での利用を想定したもので、既に機器製造者向けに出荷を開始しているという。
特徴とラインアップ
組み込み/エッジ機器向けCoreプロセッサ(シリーズ2)は、パッケージとして「LGA1700」を利用しているため、第12~14世代のデスクトップ向けCoreプロセッサと同じマザーボードを流用してシステムを設計できるのが特徴だ(マザーボードによってはファームウェア更新が必要)。
今回追加されるPコアのみの製品は最大で12コア24スレッド構成となっており、Pコアの数だけを見ると第12~14世代のCoreプロセッサよりも強力だ。Intelによると、最上位製品となる「Core 9 273PE」(12コア24スレッド/最大5.5GHz)は、AMDの「Ryzen 7 9700X」(16コア32スレッド/5.5GHz)と比べて以下の産業用途における優位性を持っているという。
- PCI Expressバスのレイテンシー:最大4.4倍低減
- 決定性応答の速度:最大2.5倍向上
- 決定性応答の性能:最大3.8倍向上
稼働クロックは最大5.9GHzで、TDP(熱設計電力)は型番に「T」が付く省電力モデルが45W、通常モデルが65W、型番に「Q」が付く高性能モデルが125Wとなる。
Pコアオンリーの組み込み/エッジ機器向けCoreプロセッサ(シリーズ2)は、全部で11製品が用意される。エントリー構成のみ「省電力」「通常」の2種類のみとなるが、それ以外の構成は「省電力」「通常」「高性能」の3種類から選択可能だ。
関連記事
デスクトップワークステーション向け「Xeon 600プロセッサ」登場 全てPコアで高負荷処理を高効率でこなす
Intelがデスクトップワークステーション向けに「Xeon 600プロセッサ」をリリースする。Pコアオンリーの「Xeon 6プロセッサ(Granite Rapids)」がベースで、CPUコアの重要なAIワークロードに適しているという。AMDがエントリーサーバ向けCPU「EPYC 4005」を投入 Zen 5アーキテクチャベースでSocket AM5採用
AMDが、エントリークラスのサーバ向け新型CPUとして「EPYC 4005シリーズ」を投入する。Zen 5アーキテクチャベースで、より効率を高めていることが特徴だ。NEC、ファクトリーコンピュータ「FC98-NX」にXeon Silver/Gold搭載の新モデル
NECは、同社製の産業向けPC「FC98-NX」シリーズにXeon Silver/Goldを採用した新モデル2製品を追加した。Eコア最大288基の「Xeon 6+」(Clearwater Forest)が2026年前半に登場 Intel 18Aプロセス採用で電力効率をアップ
Intelが、Clearwater Forestというコード名で開発を進めていたEコアのみのXeonプロセッサの概要が公開された。製品の登場は2026年前半を見込んでいる。Intel 18AプロセスのEコアオンリーCPU「Xeon 6+(Clear Water Forest)」はどんなCPU? 詳細を解説
Intelが2026年前半にリリースする予定のサーバ/データセンター向けCPU「Xeon 6+プロセッサ」(開発コード名:Clearwater Forest)は、Eコアオンリーの製品としては一気に2世代相当の進化を遂げている。その詳細を見ていこう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.