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オンプレミスAIを高速化する「AMD Instinct MI350P PCIe GPU」登場 グラボ形態で既存システムに容易に組み込める

AMDのエンタープライズ向けGPU「Instinct MI350」に、グラフィックスカード型の製品が登場した。Linuxで稼働するx86サーバに組み込んで利用できることが特徴で、システムの構成にもよるが最大8枚まで並列稼働が可能だ。

 AMDは5月7日(米国太平洋夏時間)、データセンター/サーバ向け新型グラフィックスカード「AMD Instinct MI350P PCIe GPU」を発表した。今後パートナー企業を通して搭載サーバが登場する他、単品販売も行われる見通しだ。


AMD Instinct MI350P PCIe GPU

Instinct MI350P PCIe GPUの概要

 Instinct MI350P PCIe GPUは、AMDが2025年にリリースしたGPUアクセラレーター「AMD Instinct MI350」シリーズの新モデルで、その名の通りPCI Expressバスで接続するグラフィックスカードとなっていることが特徴だ。

 PCI Expressバスを利用するため、既存のPCベースの空冷サーバに組み込んで使うことが可能で、「オンプレミス(ローカル)AIを費用を抑えつつ導入したい」というニーズに応えやすくなっている。なお、本製品は最大8基まで同時搭載に対応している(実際に搭載可能な数はサーバのPCI Expressバスの本数に依存する)。

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 本製品の主なスペックは以下の通りだ。

  • GPUアーキテクチャ:CDNA4
    • 製造プロセス:TSMC 3nm/6nm FinFET
    • SM(Stream Processor):8192基
    • CU(Compute Unit):128基
    • 最大動作クロック:2200MHz
    • LLC(ラストレベルキャッシュ):128GB
    • グラフィックスメモリ:144GB(HBM3E:ECC対応)
      • ピーク帯域:毎秒4TB
  • ピーク時の演算性能
    • MXFP4/MXFP6演算:4.6PFLOPS
    • FP16マトリックス演算:1.15PFLOPS
      • 構造化スパースネットワーク演算時は2.3PFLOPS
    • FP16/FP32演算:72FLOPS
  • 接続バス:PCI Express 5.0 x16
  • 外部GPU電源:12V-2x6
  • 消費電力:最大600W(450W制限も可能)
  • サポートOS:Linux(x86-64アーキテクチャ)

ヒートスプレッダ類を取り外した様子

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