レビュー

E-Inkで“あえて隠さない”ワイヤレスマイク「Insta360 Mic Pro」 3マイク&4ch録音対応で進化した異次元の実力武者良太の我武者羅ガジェット道(4/4 ページ)

前作の弱点を克服し、ライバルに並ぶ本格仕様となったワイヤレスマイク「Insta360 Mic Pro」をレビューします。3マイクアレイによる多彩な指向性、最大4ch録音、強力なAIノイキャンなど、その圧倒的な実力に迫ります。

前のページへ |       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Insta360 Pro Mic単体を買い足せば4人までの録音に対応

 トランスミッターとレシーバーの接続も簡単でした。充電ケースから両者を取り出すだけでペアリング完了です。肝心のマイク音質ですが、これが良い。標準のトーンモードでも声がシャープで明瞭感高めで聞き取りやすいものです。

 マイクプリアンプ部もハイクオリティーなのか、小さい声しか出せない場所でもゲインをあげればしっかりと声を捉えてくれます。


接続中のトランスミッターからの音量、通信状況、バッテリー容量などが表示される

 今までは極めて限られたモデルしか実装していなかった、4ch録音に対応しているのもポイントです。外部への4チャンネル出力は、オプションのカメラアダプターと対応デジカメが必要になるなど環境を選びますが、4人までの対談動画やビデオポッドキャスト用マイクになる性能は非常にありがたいものです。

advertisement

左からステレオ、モノラル、クアドロフォニック(4ch)、セーフティトラック。1つのレシーバーに、4台までのトランスミッターをペアリングできる

 ノイズキャンセリングは弱と強の2段階です。専用NPUチップにより、AIノイズ低減を実現したとのことですが、これも頼れるクオリティーです。交通量の多い都内の交差点で試しましたが、周囲のほとんどのノイズをなくしてくれただけではなく、強にしても声の響きがデジタル臭くはならず、かなり自然なトーンで使いやすいのです。

 さらにマイクのモードを単一指向性にすることで、自分の声を中心にピックアップしてくれます。


左から無指向性、音声フォーカス(超指向性/スーパーカーディオイド)、単一指向性(カーディオイド)、双指向性(フィギュアエイト)

 注意したいのは音声フォーカスモードですね。ショットガンマイクのような超指向性となりますが、このモードの場合はノイズキャンセリング機能を使えません。状況に合わせて適切なモードを選ぶ必要があります。

 声の質感を変えられるトーンプリセットも選べます。細かいパラメーターは見えませんが、リバーブ、コンプレッサー、イコライザーなど、さまざまなエフェクターがかかっているとのこと。


声の質感を選べるトーンプリセット

 標準状態はクリアでありながら自然な響きが残り、リッチにすると力強いトーンに変わります。ブライトはクリアトーンを強調します。滑舌がより良くなったように感じますが、録音環境などによっては高域が目立つかもしれません。

Insta360のエコシステムで行くなら間違いなく買い

 Insta360 Mic Proは、音質だけではなく機能性もしっかりと高めており、ワイヤレスマイクとしての完成度は群を抜いたと言っていいでしょう。


もちろん風防も付属する。なお、装着したまま充電ケースに収めることはできない

 ジンバルカメラやアクションカムとして合わせて使う場合は、どうしてもカメラと同じメーカーのマイクを選んだ方がいいので、万人にお勧めできるかというと難しいところですが、Insta360のカメラが好きな方なら迷うことなくポチるべきマイクですよ。

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.