DJIの最新スマホジンバル「Osmo Mobile 8P」は画面付きリモコンと360度回転で死角なし:武者良太の我武者羅ガジェット道(2/3 ページ)
DJIの最新スマホジンバル「Osmo Mobile 8P」をレビューします。
手に持ったときの操作感覚はほぼ同じ
グリップ部の径、アームの長さなど、ジンバルそのものとしての作りはOsmo Mobile 8PもOsmo Mobile 7Pも大きくは変わりません。握ったとき、動かしたときの重量バランスの変化も違いを感じ取れないレベルです。同じスマホを装着した状態で歩きながら撮影すると、その差が分からない方の方が多いでしょう。
どちらも扱いやすく、どのようなスマホでもトラッキング機能が使えます。DJI Mic Miniなどの外部ワイヤレスマイクとの連携も可能です。これは長年に渡りスマホジンバルを開発してきたDJIによる、1つの到達点といえるのでしょう。
そういった意味では、発売当初は1万8480円でしたが、今では1万1990円で販売されているOsmo Mobile 7Pのコストパフォーマンスに驚きます。初期の価格で購入した筆者の心には、ほのかな嫉妬心が芽生えました。「今から買う人、いいなあ」って。
多機能性を生かすなら、Osmo Mobile 8Pのコントローラーが効く
指が触れるコントローラー部分は大きく変わりました。Osmo Mobile 8Pは前述したように、ワイヤレスリモコン(Osmo FrameTap)が備わっています。撮影画角を確認できるタッチパネルディスプレイが搭載された点は大きな強みです。
Osmo Mobile 7Pのように、Apple Watchをディスプレイとして使うスマホジンバルは今までにもありましたが、既に持っているユーザーでなければ大きな出費を強いられます。
ボタン類はOsmo Mobile 7Pから180度回転ボタンとズームホイールがなくなりました。これらはワイヤレスリモコンのタッチパネルディスプレイから操作できます。
ズームに関してはOsmo Mobile 7Pの方が明らかに操作しやすいのですが、筆者自身はスマホでの撮影時にズーム倍率を変えることがあまりないために、機能を生かしきれていませんでした。
また、Osmo Mobile 7Pには電源/モード(M)ボタンがありましたが、Osmo Mobile 8Pは独立した電源ボタンがジンバル本体側に備わるようになりました。モードの切り替えは、こちらもタッチパネルディスプレイで操作します。
トリガー部分のサイズはほぼ同じです。1回押しでトラッキング開始、2回押しで再センタリング、長押しでロックモードなど、基本的な操作も同様です。
クランプ部は同じように見えて少し違います。Osmo Mobile 7Pにあった電気接点が、Osmo Mobile 8Pからは省かれました。また、保持できるスマホの厚みは約10mm(7P)から約11mm(8P)にアップしています。パッド部分も画面を覆う面積が狭くなり、扱いやすくなりました。
クランプ部から電気接点がなくなった理由は、多機能モジュール2の接続ポートがジンバルアーム側に備わったからです。Osmo Mobile 7Pはクランプに多機能モジュールを固定するために、通信/電力供給用の電気接点が必要だったのです。
Osmo Mobile 8P+多機能モジュール2とOsmo Mobile 7P+多機能モジュールを比較すると、カメラ/LEDライトの位置がクランプ部から離れるようになりました。わずかな差ではあるので、LEDライト使用時の照射範囲はあまり変わりません。
関連記事
DJI初の360度カメラドローン「DJI Avata 360」実機レポ 多彩な8K空撮、これは“空飛ぶOsmo 360”だ
DJIの最新ドローン「DJI Avata 360」をレビュー。8K/60fps対応の360度カメラとヘッドトラッキング機能がもたらす圧倒的な没入感や、従来のFPV機との違い、航空法上の注意点を解説します。ライカ共同開発の2眼ジンバル「Insta360 Luna Ultra」レビュー 12倍望遠、画面分離ギミックを持つ片手8Kカメラ
Insta360初のジンバルカメラ「Luna Ultra」をレビューします。ライカ共同開発の2眼レンズを搭載し、片手での8K撮影や最大12倍ズームを実現。画面が分離してリモコンになる革新ギミックなど、全方位に隙のない万能感を検証します。DJI、初心者向け新ドローン「Lito」シリーズ発表 全方向障害物検知やLiDAR搭載で安全性を強化 4万7520円から
DJIは、初めて空撮に挑戦する層をターゲットにした新ドローンシリーズ「Lito」を発表した。全方向障害物検知やLiDARなどの高度な安全機能を備え、高品質な空撮をより手軽に実現できる。「DJI Osmo Pocket 4」速攻レビュー Pocket 3から買い換える価値はある? 進化したポイントを実機で比較した
DJIから新型「Osmo Pocket 4」が登場した。4K/240fps対応やダイナミックレンジ拡大など、1型センサーの刷新で画質が劇的に向上している。前モデル「Pocket 3」と比較し、圧倒的な強みと現時点での課題、買い換えの判断基準を詳しく解説する。DJI、8K/360度撮影に対応した新型ドローン「Avata 360」きょう発売 1型センサー搭載、レンズ交換も可能に
DJI JAPANは、8K/60fpsの360度HDR動画撮影に対応した新型ドローン「DJI Avata 360」を発売した。1インチ相当の大型センサーを搭載し、没入感のある飛行体験と自由度の高い空撮を1台で実現する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.