DJIの最新スマホジンバル「Osmo Mobile 8P」は画面付きリモコンと360度回転で死角なし:武者良太の我武者羅ガジェット道(3/3 ページ)
DJIの最新スマホジンバル「Osmo Mobile 8P」をレビューします。
ワイヤレスディスプレイリモコンとしても使えるコントローラー
コントローラーに手を置いたまま、ノールックで素早く操作するなら物理ボタンが多いコントローラーのほうが好ましいと言えますが、スマホジンバルを求めるユーザーの多くは、そこまでストイックな使い方をしないのかもしれません。
そう考えると、Osmo Mobile 8Pのワイヤレスリモコンは表示部が分かりやすくて好印象です。1.4型の画面サイズは適度な大きさで、指が太すぎる人でなければ操作は簡単でした。
複数のモードを切り替える項目はアイコンデザインだけではなくモード名も表示されるようになっており、「P=Pro」モデルでありながら、ビギナーにも強くお勧めしたい製品に仕上がっています。
ワイヤレスリモコンのため、取り外した状態でも操作可能です。なお開けた場所では10m以上離れた位置からでもジンバル部を動かすことができました。撮影用のスマートフォンを含め、2セット、3セット用意すれば、カメラマン0人でマルチビューの動画を制作できます。
多機能モジュール2のカメラ映像を、ワイヤレスリモコンに伝送することもできます。この状態のまま、ジョイスティックを使ってジンバルの向きを変えられます。
これは非常に便利です。「今までもApple Watchでできたことだ」と指摘する声もあるかもしれませんが、前述したようにワイヤレスディスプレイ&リモコンのために3万円を超えるデバイスを用意するというのは無理があるというもの。
近年はiPhoneを超えるカメラ性能を持つAndroidも増えていますし、デバイスを選ばずにワイヤレス操作のメリットが受けられるOsmo Mobile 8Pに軍配が上がります。
据え置き自動追尾カメラとするなら無制限回転角のOsmo Mobile 8P
Osmo Mobile 8Pは多機能モジュール2を用いることで、人物、猫、犬、車両、物体のトラッキングが可能だといいます。手元にラジコンカーなどがなく、新しいトラッキング対象を捉えて離さないスキルを確認することはできなかったのですが、Osmo Mobile 7PやOsmo Pocket 3を使ってきた経験から、DJIならば間違いないだろうという安心感があります。
トラッキング性能以外で大きな性能向上ポイントとなるのが、Apple DockKitへの対応です。iPhone純正カメラアプリや、Apple DockKitをサポートしているサードパーティー製カメラアプリなどでトラッキング機能が利用可能です。
また、ジンバルの回転角度も大きく変わりました。
Osmo Mobile 7Pはパン(水平・左右)が-109~222度、ロール(回転)が-77~255度、チルト(垂直・上下)が-224~100度となっていて、ジンバルまかせで被写体を追いかけていると、回転角が足りなくなることがありました。
Osmo Mobile 8Pはパンが360度、ロール(回転)が-77~255度、チルト(垂直・上下)が-224~100度となります。左右へ動かす時は制限がなくなり、ぐるっと一周させることも可能です。
ワイヤレスリモコンがついたことで、カメラマンなしの自動トラッキング運用が増えるであろうOsmo Mobile 8Pだからこそ、無制限パン性能は生きますね。
DJIエコシステムとの連携もOsmo Mobile 8Pの強み
DJI Micシリーズモバイルレシーバーを使うことで、新世代となるDJI Mic Mini 2やDJI Mic 3にも対応しています。Osmo Mobile 8Pは、同社の他の周辺機器ともうまく連携するため、DJIエコシステムの有利さを感じさせます。
映像の安定性にもこだわり、かつ音質も重視したい──そんな要望を持つスマホビデオグラファーにとって、Osmo Mobile 8Pは間違いのない選択肢です。
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