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映像美のDJIか、飛行体験のInsta360か 最新360度カメラ搭載ドローン2機種のコンセプトと操作性の違い(3/4 ページ)

DJI初の360度ドローン「Avata 360」と、先行するInsta360「Antigravity A1」の違いを解説します。

グリップ式コントローラーにも両者に大きな違いあり

 実際にAvata 360とAntigravity A1を飛行させてみると、その違いをさらに実感することになります。まず、ドローンを操縦するコントローラーです。

 いずれもVRスタイルの専用ゴーグルとガングリップタイプのコントローラーが機体のセットとして用意されていて、グリップ式コントローラーで機体を操縦しつつ、ゴーグルを着けた頭を動かすと、その向きの景色を楽しむことができます。

 一般的なドローンは2つのスティックを用いたコントローラーで操縦するものがほとんどですが、その操縦は概念的でやや訓練が必要です。一方、トリガーを引くことで機体を進ませながら、グリップを傾けていきたい方向を指示するグリップ式のコントローラーの操作は直感的で、ドローンが初めてだという人でも、すぐにコツをつかんで飛ばすことができます。

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 ただし、両機のグリップ式コントローラーは、もっぱら“進みたい方向に前進する”操作なので、飛行機のような動き方になります。

 もちろん、それはそれで十分なのですが、ヘリコプターのようにその場で前後左右上下に移動したり回転したりできるドローンの操作ができないとも言えます。

 Antigravity A1ではこのグリップの操作に加えて、ダイヤルで機体の回転操作ができるようになっていますが、もっぱらこの“前進しながら旋回する”飛行スタイルとなります。


Antigravity A1のグリップ式コントローラー。機体の回転はダイヤルの操作で行う

 一方、Avata 360はトリガーに“引く”操作だけでなく、“押す”ためのレバーがついているため、前進だけでなく後進も可能になっています。

 さらにグリップについた十字スティックを操作することで、その場から左右方向と上下方向に移動が可能です。また、トリガーをわずかに引きながらグリップを傾けることで、その場で機体を左右に回転させることができるなど、いわゆるドローン的な動きができるようになっています。

 また、飛行モードには、「ノーマル」と、より高速に飛行できる「スポーツ」モードに加えて、逆にゆっくり飛行する「シネ(「シネマ」の略)」モードがあります。

 前述の十字スティックと組み合わせるなどして、より精緻な動きを使った撮影が可能です。一般的なドローンの操作に慣れている人であれば、モーショントラッキング機能は使えませんが、スティック式コントローラーとの組み合わせも選ぶことができます。


DJI Avata 360のグリップ式コントローラー「RC Motion 3」。トリガー前方のレバーを押すと機体が後進するのに加えて、十字スティックを操作することで上下左右に移動できる

DJI Avata 360にはスティック式コントローラー「DJI RC2」を組み合わせて使うことも可能

 なお、Antigravity A1は発売当初、スティック式コントローラーのリリース計画もアナウンスしていましたが、2026年5月時点で未発売となっています。

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