米商務省の輸出規制解除を受け、Anthropicの「Claude Fable 5」が復活/Googleが画像生成AI「Nano Banana 2 Lite」を発表:週末の「気になるニュース」一気読み!(1/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、6月28日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
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米商務省の輸出規制解除を受け、Anthropicの「Claude Fable 5」が復活
Anthropicは6月30日、政府による最新AIモデル「Claude Fable 5」「Claude Mythos 5」への輸出規制が解除されたと発表した。これを受け、Fable 5は7月1日から、Claude.aiやClaude Code、Claude Coworkなどでグローバルに提供を再開している。
Pro/Max/Teamなどの有料プランでは7月7日まで週次利用上限の最大50%までFable 5を利用でき、以降は利用クレジット経由での提供となる。
両モデルは6月9日にリリースされたが、6月12日に政府が輸出規制を適用した。これにより外国籍ユーザーへの提供制限が即日発効した一方、国籍をリアルタイムに確認する手段がなかったため、同社は全ユーザー向けに提供を停止していた。
規制のきっかけは、Amazonの研究者がFable 5の安全機構を回避(ジェイルブレイク)し、ソフトウェア脆弱性の特定と、悪用方法を示すコードの生成に成功したとする報告だったとのこと。
Anthropicは検証の結果、同じ脆弱(ぜいじゃく)性の特定や悪用デモはGPT-5.5や旧世代のClaudeなど他のモデルでも再現でき、Fable 5固有の危険な能力が流出したわけではないと説明している。その上で、報告された手法を99%超の割合でブロックする新しい安全分類器を導入した。ブロックされたリクエストはClaude Opus 4.8に振り替えられる。
なお、同社はAmazon、Microsoft、Googleなどと共同で、ジェイルブレイクの深刻度を評価する業界共通枠組みの策定に着手した他、HackerOne上でFable 5のジェイルブレイク報告を受け付けるプログラムも開設している。
Googleが画像生成AI「Nano Banana 2 Lite」を発表
Googleは6月30日、画像生成モデル「Nano Banana 2 Lite」と、動画生成/編集モデル「Gemini Omni Flash」を発表した。いずれもGoogle AI StudioとGemini APIなどで開発者向けに提供を開始している。
Nano Banana 2 Lite(gemini-3.1-flash-lite-image)は、Nano Bananaファミリーで最も高速かつ低コストのモデルという位置付けだ。テキストから画像を4秒で出力し、価格は1K解像度の画像1枚あたり0.034ドルだという。
速度優先ながら、プロンプトへの追従性やキャラクターの一貫性、画像内テキストの描画品質は維持しているとのこと。初代Nano Banana(Gemini 2.5 Flash Image)からの置き換えが推奨されている。開発者向けと並行して、検索のAIモードやGeminiアプリなど一般ユーザー向けサービスへの展開も始まっている。
一方のGemini Omni Flash(gemini-omni-flash-preview)は、Google I/Oで発表済みの動画生成/編集モデルで、今回初めてGemini APIとAI Studioからパブリックプレビューとして利用できるようになった。
テキスト/画像/動画を組み合わせた入力から動画を生成でき、自然言語の指示で編集を重ねられる点が特徴だ。価格は動画出力1秒あたり0.10ドルで、Veo 3.1 Fastと同額だ。現時点で生成できる動画は10秒までで、シーン変更時のキャラクター一貫性などに制限があるとしている。
なお、両モデルの生成物には電子透かし「SynthID」が埋め込まれ、GeminiアプリやChrome、Google検索からAI生成コンテンツかどうかを確認できる。
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