8980円の「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ5MP」を試す 約500万画素で人物追跡、有線LAN接続も(1/5 ページ)
2年ぶりとなるSwitchBotの屋外カメラ新モデルは、バッテリーやソーラー給電を排し、有線接続による「常時録画の安定性」に特化した割り切り仕様だ。実機を試してみた。
SWITCHBOTが6月5日に発売した「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ5MP」は、「SwitchBot 屋外カメラ3MP」(2024年)や「SwitchBot 屋外カメラ」(2022年)に続く、屋外向けカメラの新モデルだ。
屋外パンチルトカメラ5MPはカメラのセンサーが約500万画素(2592×1620ピクセル)に強化された他、水平360度のパン/垂直90度のチルト、有線LAN接続、USB Type-C出力ポートによる外部機器への給電(後述)、AI機能などに対応した。
一方でバッテリーは非搭載となり、ソーラーパネルによる給電や充電にも非対応となった。しかし、常時電源を確保できる環境向けの屋外カメラとして着実な進化を遂げている。
さらに定価は8980円と手頃だ。昨今は住宅の強盗被害などがメディアで大きく報じられており、防犯への関心が高まっている。同社の新製品としての使い勝手や利便性がどのようなものか、実際に検証した。
バッテリーなし、ソーラーパネルにも非対応 有線でとにかく安定重視
これまでにSwitchBotが発売した屋外カメラは、内蔵バッテリーによる約180日間の動作(省電力モード)や、別売りのソーラーパネルによる充電など、電源を確保できない場所でも手軽に設置できる点を強みとしていた。
一方、今回の屋外パンチルトカメラ5MPはバッテリーを内蔵しておらず、ソーラーパネルの接続にも対応していない。電源は付属の電源ケーブル(DC12V、ケーブル長3m)経由のみに限定されるため、屋外コンセントの利用が前提となる。
新機能としては、ネットワーク接続がWi-Fi(2.4GHz)に加えて有線LANにも対応した。ルーターとLANケーブルで接続できる環境であれば、Wi-Fiの電波強度に左右されない安定した接続が可能となる。
ただし、実際にWi-Fiから有線LANへ接続を切り替えてみたものの、映像の遅延減少やカメラ操作のレスポンス向上といった明確な変化は筆者の環境下では見られなかった。あくまでWi-Fiの電波が届きにくい場所での安定性を担保するための機能と捉えるべきだ。Wi-Fiが十分に届く環境であれば、あえて手間のかかるLANケーブルの配線を検討する必要はないだろう。
さらに本体から伸びるケーブルには、電源端子とLANポートに加えてUSB Type-C出力ポート(メス)があり、5V/1Aの電源が取り出せる。屋外用補助照明などへの給電が想定されており、アイデア次第でいろいろな用途に使える。
このように、従来モデルと比べて設置のハードルは少しだけ上がったものの、防犯カメラとしての信頼性は確実に向上している。Wi-Fi接続のみのカメラでは電波状況によって接続が不安定になり、いざというときにスマホアプリから映像を確認できないこともある。
また、ソーラーパネルによる充電に対応したバッテリー搭載モデルは、常時録画に対応していないケースが多く、動体検知時のみ録画される仕様が一般的だ。そのため、「うまく動体検知されず、肝心な場面の映像が記録されていなかった」という事態も起こり得る。
本製品は、まさに「確実に記録したい」というユーザーのニーズに応えた製品といえる。防犯目的でカメラを設置する以上、安定した常時電源を確保すべきだという筆者の考えとも一致しており、この割り切った仕様には好感が持てる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「SwitchBot スマートサーキュレーター(スタンド型)」を試す インテリアになじむ木目調、扇風機の代わりはなる?
新モデル「SwitchBot スマートサーキュレーター(スタンド型)」をレビューする。木目調の洗練されたデザインに、最大28時間のバッテリー駆動やアプリ連携など充実の機能を搭載している。扇風機として代用できるか、その静音性と直進性の高い風の実力を試してみた。
「SwitchBot スマートデイリーステーション」を試す “今日何着ていこう?”を解決する電子ペーパーお天気端末
「SwitchBot スマートデイリーステーション」は、7.5型電子ペーパーを搭載した天気情報表示特化型のデバイス。最大1年充電不要の省電力性を誇り、天気やカレンダー、AIによる服装アドバイスを常時表示できる。
カラー電子ペーパーで好きな画像を飾れる「SwitchBot AIアートキャンバス」が楽しい 13.3型の迫力と魅力
最新のフルカラー電子ペーパーを採用した「SwitchBot AIアートキャンバス」の13.3型をレビューする。電源不要で最長2年バッテリーが持続する利便性と、液晶にはない紙のような質感を両立。AI生成機能も備えた、デジタルポスターの決定版に迫る。
カラー電子ペーパーのアートフレーム「SwitchBot AIアートキャンバス」を試してみた AI生成絵画や好きな画像を転送してワンランク上の空間作り
企業や組織のIT部門を支援してきた石黒直樹氏が、実際に使っていて仕事に役立つと思ったものや、これから登場する新製品、新サービスをいち早く試してレビューする連載。
スマートホーム“ガチ勢”向け「SwitchBot AIハブ」を試す 映像内の“出来事”をトリガーに家電操作できるAIカメラ実現
「SwitchBot AIハブ」は一体何ができる“ハブ”なのか? 実機を使っていろいろな機能を試してみた。

