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ジェンスン・ファンCEO、「セガ」と「T-ZONE」を語る

NVIDIAのジェンスン・フアンCEOが、東京都内で記者からのに設問に応じた。質問では、セガやT-ZONEに関する話も出てきた。

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 NVIDIAのジェンスン・フアンCEOは7月16日、東京都内で報道関係者の取材に応じた。その中で、創業期に事業面で協力関係にあったセガ(当時のセガ・エンタープライゼス)と、かつて東京都千代田区などにあったPCショップ「T-ZONE」について言及する場面があった。


報道関係者の取材に応じるジェンスン・フアンCEO

どんなやりとりがあったのか?

 このやりとりは、取材における“最後の質問”として出てきた。


記者 少しエモーショナルな質問です。私は20年ほど前に(セガの)「バーチャファイター2」や「バーチャファイター3」をプレイしていました。先ほどのパーティーで、あなたがバーチャファイターについて話されていたので、少し驚きました(筆者注:この取材はユーザーとの交流会に併せて行われた)。

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フアンCEO (ステージ上で話したのは)「バーチャファイタークロスロード」についてですね。(バーチャファイターシリーズの)最新作で、本当に良いものですよ。


7月15日に東京・秋葉原で行われたイベントでは、フアンCEOが“恩人”である鈴木裕さんと入交昭一郎さんに「RTX Spark」上で動作するバーチャファイタークロスロードを見せていた(参考記事

記者 パーティーで「過去に日本から多くの恩恵を受けたので、今こそ日本に貢献する時だ」とおっしゃっていました。これは日本にとっての転換点であるだけでなく、(NVIDIAとして)過去よりも日本でのビジネスを拡大するという、御社自身にとっての転換点となるのでしょうか。例えば、米国以上に、日本でのビジネスチャンスを増やしたいと考えているのでしょうか。

フアンCEO 私はいつでも日本のためにいます。ご存知のように、(元セガの)鈴木裕氏とセガが、セガ向けの製品(3Dチップ)を開発するチャンスを私にくれた時、私は本当に幸運でした。そして、非常に恵まれていたのは――皆さんの多くは彼と十分な時間を過ごす機会がなかったかもしれませんが――任天堂の岩田(聡)さんです。

 彼のことを覚えていますか。岩田さんは偉大なリーダーでした。彼は、新しい任天堂と「Nintendo Switch」について、私に説明してくれた人です。彼は自身のオフィスで、Nintendo Switchに対するビジョンを私に語ってくれました。あれは私たちにとって素晴らしい時間でした。

 そして今日、もちろん任天堂は私たちの極めて重要な顧客であり、極めて重要なパートナーです。


Nintendo Switch(左)とNintendo Switch 2(左)は、NVIDIAが設計したSoCを搭載している

フアンCEO 私たちのビジネスのすべての局面において、それがゲームであれ、スーパーコンピューティングであれ、科学技術計算であれ、あるいは私たちが現在取り組んでいるハイブリッドコンピューティングであれ、日本は常に非常に緊密なパートナーであり、私たちの、そして私個人の非常に親しい友人です。ですから、日本のお役に立てることをうれしく思っています。

 そして、日本が今、「日本のAI」に取り組むことを決断したことを非常にうれしく思っています。日本がインフラを構築していくことを。全ての企業、研究者、学生、そして政府のためにこのAIインフラを構築し、AIの上に日本の未来を築けるようにするのです。

 そのお役に立てることを本当に光栄に思い、感謝しています。私たちは良い仕事をしますよ。素晴らしいことです。


NVIDIAと日本の企業/研究機関とのつながりは深い

フアンCEO 私の日本との関わりは、NVIDIAの創業当初までさかのぼります。私が初めて日本に来た時、「T-ZONE」の社長がいなければどうなっていたか分かりません。皆さんはT-ZONEを覚えていますか。

 T-ZONEの社長は、当時若者だった私にいくつかアドバイスをしたいと言ってくれました。私は、秋葉原にある彼のオフィスに会いに行きました。面会が終わった後、彼は「帰る前に、ぜひあそこに行ってみなさい」と言いました。というのも、私が「T-ZONEの向かいに、なぜあんなに長い行列ができているんですか」と尋ねたからです。

 すると彼は「ああ、絶対に行くべきだ。『じゃんがらラーメン』というラーメン屋だよ」と言いました。そして、それは今日に至るまで私の一番好きなラーメンです。だから、日本にはたくさんの良い思い出があります。


T-ZONEはかつて秋葉原に複数の店舗を構えていたが、2010年11月29日に最後まで残っていた「T・ZONE.PC DIY SHOP」が閉店したことで廃業となった

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