レビュー

「Steam Machine」をWindows化してみた 導入手順のコツやパフォーマンスは?(2/3 ページ)

Valveが開発する「Steam Machine」は、ゲームコンソールではなく「ゲーミングデスクトップPC」だ。そのため、Windows OSをインストールできる。その方法や、Windows化してみてどうだったのかをレポートする。

いざ、インストール!

 まず、用意したのは8GB以上のUSBフラッシュメモリ2本だ。1本はWindows OSインストールのためのイメージファイルを書き込むため、もう1本はドライバやSteam MachineのOSを戻すためのファイルを保存しておくものだ。


今回は16GB容量のUSBフラッシュメモリを2本用意した

 Windows OSは、90日間(延長も可)利用できる評価用の「Windows 11 Enterprise」を利用した。


「Windows 11 Enterprise」を使ってWindowsマシンにしていく

 Steam Machine用のWindowsドライバはValveが提供している「Steam Machine用Windows ドライバ」をダウンロードして保存しておく。

advertisement

Steam Machine用のWindowsドライバ一覧が表示されるので、ダウンロードしておこう

 もちろん、Windows OSをインストールし終わってからでもドライバをインストールできる。また、Windowsのシステムアップデートを実行することで、自動的に各種ドライバがインストールされることもある。

 とはいえ、Wi-Fiドライバをインストールしておかないと、LANケーブルでの物理的な接続が必要になるので、Steam Machineの設置場所がWi-Fiルーターから離れている、もしくは余分なLANケーブルがないという場合は、Wi-Fiドライバだけでもダウンロードしておきたい。


Windows OSインストール時にWi-Fiドライバ「qcwlan64.inf」をインストールし忘れないようにしたい

16GBもあるのにメモリ不足?

 インストールするためのイメージファイル(ISO)をUSBフラッシュメモリにダウンロードしていたところ、「保存容量が不足しています」というエラーが何度も表示された。8GB以上あれば問題ないと聞いていたので、16GBのUSBフラッシュメモリを用意していたのになぜだ……。

 ISOファイルの前に、Steam Machine用のWindowsドライバをダウンロードしていたので、それが原因かもしれないと思い、別の16GB容量のUSBフラッシュメモリを用意したが、それでも保存容量が不足しているという。

 削除できない管理領域(またはシステムファイル)があるとしても、、全体容量が16GBもあるのだ。7.8GB程度のISOファイルを保存できないはずがない。

 「待てよ、7.8GB……?」──そう、FAT32では、4GBを超えるファイルをコピーや保存できないことに気付かなかった。そのため、「Rufus」をあらかじめダウンロードしておく必要があったのに、その部分を読み飛ばしてしまっていた。

 せっかくなので、Rufusを使わず、Windows純正の手順で7.8GBもあるWindows 11のISOファイルをFAT32でフォーマットしたUSBフラッシュメモリに保存する方法を紹介したい。

 目的のISOファイルを任意の場所にダウンロードして保存しておき、マウントしておこう。


選択すると、ツールバーに「マウント」が表示されるのでクリックしてマウントする

マウントすると、ドライブとして表示される

 マウントしたイメージファイル(ドライブの1つとして表示されている)を右クリックして開き、中身を表示したら、全て選択してからUSBフラッシュメモリへコピーする。


中身を全て選択する

 当然、4GB以上のサイズのファイルである「install.wim」はコピーされない。


ファイルサイズが大き過ぎてFAT32フォーマットでは扱いきれず、1ファイルとして保存できなかった

 そこで、コマンドプロンプトを管理者権限で開き、次のコマンドを入力する。

Dism /Split-Image /ImageFile:"D:\sources\install.wim" /SWMFile:"E:\sources\install.swm" /FileSize:3800


なお、このコマンドの「D」はマウントしたISOファイルの、「E」はUSBフラッシュメモリのドライブレターなので、エクスプローラでそれぞれ何が表示されているかをチェックしておこう

 これにより、「install.wim」が3800MB以下のサイズに分割された上で保存される。少々時間がかかるので、別の作業をしながら気長に待とう。


この表示が出れば、保存完了だ。「exit」コマンドを入力して、コマンドプロンプトを終了させよう

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.