NVIDIAがAIモデル共有サイト「Hugging Face」を約2兆137億円で買収/GoogleがAIモデル「Gemini 3.8 Flash」を発表:週末の「気になるニュース」一気読み!(1/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、8月30日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
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NVIDIAがAIモデル共有サイト「Hugging Face」を約2兆137億円で買収
NVIDIAは9月3日、AIモデルの共有プラットフォームを運営するHugging Faceを買収することで合意したと発表した。買収額は129億3030万ドル(約2兆137億円)。
Hugging Faceは、機械学習モデルやデータセットを公開/共有できるプラットフォームだ。NVIDIAによると、1800万人を超える開発者や研究者、クリエイターが利用しており、300万以上のモデル、50万のデータセット、100万のアプリケーションが公開されている。利用企業は20万社以上に上る。
Hugging Faceは買収後も「AIエコシステム全体に開かれたプラットフォームであり続ける」としている。使用するモデルやフレームワーク、クラウドや推論サービス、コンピューティング基盤は開発者が選べるとし、Hugging Face上で開発/デプロイする際にNVIDIAのコンピューティング機能は必須ではないとしている。マルチクラウド、マルチアクセラレーターへの対応も続けるという。
ジェンスン・フアン氏は、NVIDIAがHugging Faceに対するオープンモデルとデータの最大の貢献者だとして、これまでに500以上のモデルと250以上のオープンデータセットを公開してきたと説明している。
買収の経緯については、Hugging Face CEOのクレマン・ドゥラング氏が次の段階を検討する中でNVIDIAに相談を持ちかけたとし、Hugging Faceのブランドはそのまま維持するとのことだ。
なお、対価の支払い方法や買収の完了時期、規制当局の審査、買収後の経営体制については明らかにされていない。
GoogleがAIモデル「Gemini 3.8 Flash」を発表
Googleは9月2日、AIモデル「Gemini 3.8 Flash」と、サイバーセキュリティ向けの「Gemini 3.8 Flash Cyber」を発表した。
3.8 Flashは汎用(はんよう)モデルで、Gemini API、Google AI Studio、Android Studio、Gemini Enterpriseから利用できる。
Geminiアプリでは有料のGoogle AI Pro/Ultra契約者が対象で、Google検索のAIモードなどにも展開する。料金は100万トークンあたり入力0.75ドル、出力3.75ドル。ただしこれは2026年12月31日までの紹介価格で、2027年1月1日からは入力1.50ドル、出力7.50ドルになる。推論性能を測るHLE-Verifiedのスコアは54.9%とのことだ。
もう一方の3.8 Flash Cyberは、脆弱(ぜいじゃく)性の検出と修正パッチの生成に的を絞ったモデルだ。提供は「Fairwind」プログラム経由に限られ、政府機関や重要インフラの事業者、ソフトウェアのメンテナーに優先的なアクセスを提供する。
同社によると、パッチ生成を評価するCWE-BenchのPass@1は47.2%で、47.8%の最先端モデルに近い水準をより低コストで実現したという。20言語のコードベースを使った社内のベンチマークでは、成功率が70%を超えたとしている。
自社での適用例としては、Chromeで商用モデルの2.6倍正確なパッチを生成できたこと、Google Cloudの脆弱性リサーチで通常は数カ月かかる重大な脆弱性の発見が2時間未満で済んだことを挙げた。
なお、両モデルにはCBRN(化学/生物/放射線/核)やサイバー攻撃への悪用を防ぐ仕組みを組み込んでおり、制限を緩めた3.8 Flash Cyberは提供先を絞ったとのことだ。
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